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パーカープリントに欠かせない生地素材とプリント種類の基礎

パーカープリントに欠かせない生地素材とプリント種類の基礎(前編)

Staff B / 2020年12月11日

作る前に知っておこう!パーカー生地の種類と特徴

パーカーといえば、男女を問わず幅広い世代から愛される万能アイテム。

 

Tplantでは、クラブやサークル活動、イベント用などでのオリジナルパーカーのご注文が多いなか、最近では個人の方でも独自でデザインしたパーカーを作るお客様が増えているんです。その背景には、袖や背中などに好きなデザインをプリントすることで

 

他のパーカーと差別化を図ることができる

 

という最大のメリットを活かし、デザインを楽しむオシャレなお客様が増えているのかもしれませんね。でも、実際にオリジナルパーカーを作ろうと思っても、

 

何から手をつけたらいいか分からない・・・

という方もいらっしゃるかと思いますので、今回はパーカーの基礎について学び、オリジナルプリントパーカーを作る際の留意点やポイントについてご紹介していきます。

 

オリジナルパーカーを作るとなると

 

1、ボディとなるパーカーを選ぶ
2、プリントしたいデザインを作成する
3、プリント種別を選ぶ

 

というのが主な作業工程となりますが、まずは第一工程となる

 

パーカー選びが肝!

 

一言でパーカーといっても、その生地素材には、スウェットやポリエステルなど様々な素材があり、さらに薄手の生地のものから、暖かい裏起毛のパーカーまで多彩な種類が存在します。どうしてもパーカーのデザイン性やカラー選びに集中しがちですが、

 

オリジナルパーカーを作るうえでは生地素材も重要な要素!

 

もちろん、実際に着用するシーズンや用途も考慮したうえでボディを選ぶ必要があり、オリジナルTシャツのように「選ぶボディに大差ない」ということはありません。

 

今回の記事では、オリジナルパーカーを作るうえで欠かせない生地素材選びの基礎知識についてフォーカスし、クオリティの高いオリジナルパーカーを作るための、最低限知っておきたいポイントやテクニックについて、深く掘り下げて見ていくことにしましょう!

 

▼関連記事
オシャレなオリジナルパーカーの着こなしテクニック

 

パーカーの生地素材にはどんなものがあるの?

まずは、パーカーの生地素材の種類から見ていきましょう。もっとも、パーカーと言えば、

 

トレーナーと同じスウェット生地が主流

 

ですが、その他にもいくつかの種類があるので、ここでは主な4つの生地素材とその特徴を紹介します。

 

≪スウェット≫

シワになりにくく、動きやすいスウェット生地の素材は、綿またはT/C(綿ポリ混紡)の2種類。表地と裏地の二重構造になっていることが、スウェット生地の大きな特徴。

 

表地は平滑な平編み、裏地はタオル地のようなループ状に編み込んだ裏毛(裏パイル)と、裏毛を毛羽立てた裏起毛の2タイプに分けられます。

 

・裏毛(裏パイル):保温性や吸水性が高い
・裏起毛:裏毛より保温性を高い

 

といった機能があるのですが、パーカープリントにおいては、

 

裏起毛は生地が厚く柔らかいため、裏毛よりもプリントがしやすく仕上がりが綺麗

 

という特長があります。

 

▼裏パイル MS2118 8オンス フレンチテリー プルオーバーパーカ

▼裏起毛 5763-01 12.0オンス ヘヴィーウェイト スウェット プルオーバー パーカ

 

≪天竺(てんじく)・平編み≫

 

綿Tシャツやセーターなどに広く用いられている編み方となり、横方向への伸縮が大きいのが特徴。スウェットの裏地が無いタイプと考えれば、お分かりいただけるでしょう。

 

スウェットに比べて厚みが無いので、アウターを着たり重ね着をしやすいのがポイント。

 

Tシャツと同じ生地なのでプリントに適していますが、残念ながらTplantでは現在お取り扱いしておりません…。

 

≪メッシュ≫

汗を素早く吸収し乾燥させる、吸汗速乾性に優れたポリエステルの生地。ジョギングやウォーキングなど、スポーツに最適であり、UV加工が施してあるものならば、暑い季節の紫外線対策にも効果的。

 

生地の厚みは4~5オンスとなり、パーカーとしては超薄手。

 

▼00338-AMZ ドライジップパーカー

 

≪タフタ≫

表面が平らで光沢のある平織地。軽量で耐久性の高いのが特徴的であり、ウィンドブレイカーやイベントブルゾンなどに使われています。

 

素材はポリエステルかナイロンが多く、裏地には

・メッシュを使って吸水性を高めたもの
・フリースを使って保温性を高めたもの

 

などがあり、パーカーと言うよりは「フード付きウィンドブレイカー」と言うイメージです。

 

▼00049-FC フードインコート

▼7069-01 マイクロリップストップ フードインジャケット(裏フリース)

▼7056-01 ナイロン スタンド ジャケット(フードイン)(裏地付)

 

これらのように、一言でパーカーといっても様々な素材や性質があり、それら素材の特徴のほか、季節や用途によって選び分けることが重要。クオリティの高いオリジナルパーカーを作るうえで欠かせない基礎知識として捉えておくと良いでしょう!

 

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用途に応じたパーカー生地素材の選び方について

主なパーカーの生地素材をお伝えしましたが、実際にはどのように選んだらいいのでしょうか。オリジナルパーカー作りにおいて、生地素材を選ぶ際には

 

用途や季節を考慮して選ぶのが基本!

 

秋口や春先に着たい、上にアウターを着たいなら、

 

8~10オンスのコットンもしくはスウェット(裏毛)のパーカー

 

さほど厚みの感じない中厚のパーカーであれば、上からアウターを着用することもできるので、秋口から春先まで着用できます。

 

寒い季節でもアウターとして活躍させたいなら

 

11~12オンス以上のコットンやスウェット(裏起毛)のパーカー

 

がいいでしょう。

 

さらに、ジョギングやウォーキングなど、スポーツ時に着たい場合には、季節と運動強度によって変わってきますので、下記を参考にしてみてください。

 

≪肌寒い時期≫

・ウォーキング:スウェット(裏毛)
・軽いジョギングや速めのウォーキング:メッシュ、タフタ(ポリエステル)

≪冬期≫

・ウォーキング:スウェット(裏起毛)
・軽いジョギング:スウェット(裏毛)
・ジョギング:タフタ(ポリエステル)
・ジョギングやランニング:メッシュ

なお、本格的に体を動かす場合は、やはりドライメッシュがおすすめ!

 

いかがでしたでしょうか?
身近な存在であるパーカーですが、生地素材にはスウェット以外にも様々な種類があるのです。

オリジナルパーカーを作るなら、今回ご紹介した生地素材の選び方をしっかり理解して、自分にとっての最高の一枚になるようにオーダーしましょう。

 

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Staff B
Staff B

オシャレとお酒に目がない意識高い系アラフォー女子。人一倍こだわりが強く妥協が許せない性格。お給料の大半を洋服やコスメといったドレスアップに浪費するも、最近は着飾って出掛けるところがないのが最大の悩み。リモートワークを邪魔してくる愛猫との縄張り争いが耐えない毎日を過ごす。