解像度とは、デジタル画像の画素の密度を表す数値で、数値が高いほど鮮明な画像になります。
一般的に、1インチの中にいくつのドットが並ぶかを意味するdpi(ドット・パー・インチ)が単位として使われます。
解像度は印刷の仕上がりを左右するので、綺麗に仕上げるためには適正な解像度を保つ必要があります。
通常、紙媒体へのプリントには300dpi〜350dpiの解像度が必要ですが、Tシャツなどのニット生地へのプリントに使用する場合は、150dpi〜200dpiあれば十分です。ニット生地は紙に比べて平滑度が著しく低いため、それ以上細かくしてもほとんど差が出ないためです。
ただし、比較的小さい文字やロゴを含んだ画像の場合は、文字がつぶれる事を防ぐために200dpi〜300dpiあったほうが良いでしょう。
デザインを作成する際、最終的なプリント原寸にした時の解像度を考慮する必要があります。
上の例では100dpiの画像を5倍に拡大していますが、こうした場合、解像度が1/5の20dpiと同等な不鮮明な画像になってしまいます。
編集過程で画像を拡大しても画質が落ちないよう、少し高めの解像度で作業する事がポイントです。