CMYKとは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色の組み合わせから成る、色の表現法の一種。CMYKの名称は、Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)それぞれの頭文字と、Key Tone(諧調:黒)の頭文字を合わせたものです。

理論上、色料の三原色(シアン、マゼンタ、イエロー)で全ての色を表現する事が可能ですが、実際にはCMYを混色しても完全な黒にはならないため、CMYに黒を加えた4色で表現する方式がとられています。

オリジナルTシャツ作成に用いられるような大型のインクジェットプリンターから一般的な家庭用インクジェットプリンターまで、通常のフルカラー印刷機はCMYKの4色インクを使います。より表現の幅を広げるために、5色以上のインクを使う機種もありますが、色の表現法としてはCMYKと同じです。


CMYKとRGB

一方、TVの画面やパソコンのディスプレイ、デジカメなどのデジタル機器は、赤、緑、青の3色の光りを組み合わせて表現するRGB形式です。

RGBで表現可能な色域は、CMYKで表現可能な色域に対してずっと広いため、画面上の色とプリントされた色との間に大きな差異が生じる事がしばしばあります。特に、蛍光色に近い鮮やかな発色の色は、CMYKに変換すると著しくくすむので注意が必要です。

印刷用のデザインデーターを作成する場合は、CMYKモードで作成するか、CMYKプレビュー機能を使う事を推奨します。

CMY色空間とRGB色空間