もし、お宅にお子さんがいたら、是非、親子でTシャツつくりに挑戦してほしい。
どんなデザインにするか、親子でああだこうだ相談しながら作って、出来上がるのをわくわくしながら待つ、そして、思ったより良く出来た!と互いのアイデアを称える。思ったのと違う、ここはもっと別の色が良かったかな、と反省しあうのも、ご愛嬌。オリジナルのTシャツつくりは、きっと楽しい経験になるはずです。
キッズ向けTシャツのポイント
・色を絞る
一般的な例ですが、子供の好きな色は、グレーや黒など、大人が自分が着るのにいいと思う色とはまったくかけ離れています。空色、ピンク、黄緑色、黄色、など、カラフルな色が大好きなので、なんの縛りもないと、放っておくとめちゃくちゃヴィヴィッドなTシャツが完成してしまいます。
そんな時、色を使いすぎてて変!と否定すると、お子さんの色彩感覚が成長していくのを阻んでしまいます。
お子さんの色彩感覚を生かしつつ、大人も着られるTシャツにするポイントは、使う色を2色、3色など、絞ること。ゲーム感覚で今回はこの3色で作ってみようと提案し、お子さんがイラストを描く場合なら選んだ色で自由に描いてみて!と依頼してみましょう。きっと工夫して力作を描いてくれるはず。
また、テキストを入れる場合、そのイラストに使われている1色を使いましょう。これでかなりまとまった印象になります。その点シルクスクリーンなら、1色、2色、自然に縛りが生まれますから、工夫のし甲斐がありますね!
・同じプリントで違う色のTシャツを選んでみる
お子さんは黄色い生地を選び、お父さんはネイビーなど、同じプリントでも違う色にプリントするとずいぶん印象が違います。この場合、こなれ感が出るので、親子でお出かけする時に着ていても、いかにも親子でおそろいは恥ずかしいという方も抵抗なく着られるのでは。その人それぞれの特別感もありますしね。
各自好きな色の生地を選んでプリントすると、やっぱりお父さんの色が良かったかなぁとか、娘の選んだピンク色の生地が意外と可愛いかった!など、会話も弾みますよ。
TplantではTシャツの色は無料で変更可能です。また、インクの色も少し手数料かかりますが、何色でも変えられるので、同じ柄だけどちょっと違う、家庭内ダイバーシティTシャツはいかがですか?
・思い出の一枚をプリントする
これは写真を綺麗に印刷できる上に1枚からでも手軽に作れるインクジェット方式で是非試していただきたいのですが、夏休みの旅行やはじめての○○体験などの写真を選んでプリントしたお揃いのTシャツはどうでしょう。
選ぶ段階からかなり盛り上がりますし、出来上がって来た時も盛り上がります。
ベストショットが選べなければ、数枚セレクトしてタイル上に並べるのもお洒落ですよ。
作った後も、作る前も、ずっとクリエイティブ
・オリジナルプリントTシャツをカスタマイズしてみる
仕上がってきたオリジナルプリントTシャツに、熱圧着方式のスワロフスキーや布ワッペン、また、布に描けるペンなどを使ってカスタマイズ。
これが結構楽しいんですよ。
スワロフスキーはアイロンで接着するタイプと、接着剤をつけるタイプがあるのですが、アイロンで接着するものは、一度接着されるとしっかり定着して外れる時は布が破ける時というくらい強力ですが、お子さんと一緒に作業する時はくれぐれもやけどに気をつけてくださいね。
名前を手描きで入れたり、動物の目にスワロを貼ってみたり、首の後ろにワンポイントをつけてみたり、どんなデコレーションにするかでそれぞれの感性が浮き彫りになって盛り上がります。知らなかった一面が見えてくるかも?ベースとなるTシャツはシンプルなシルクスクリーンでも楽しいですし、インクジェットTシャツもいいですよ。
・普段からネタを探す
固定観念がまだ少ない子供は、皆アーティストというほどに、クリエイティブな感性を持っています。なので、普段から面白いものを色々作っているはず。折り紙、いけばな、壁の落書き、シールの貼り方、学校の工作。そんな夥しい「作品」をピックアップしてあげてみてください。子供ウケの良い身近な素材では、犬や猫などのペットをモチーフにしたデザインもGoodです。
▼動物をモチーフにしたオリジナルTシャツキャラクターあれこれ
「この牛乳パックのロボット面白いから、Tシャツ作るよ!」
スマホで撮影して加工して、アップロードするだけで、意外にお洒落なTシャツが出来てしまうかもしれませんよ。子供さんも、自分が描いた絵や、作ったものが、まさか印刷所で印刷してもらったTシャツになって着られるなんて!と自分に自信を持つかも。
そういうちょっとした達成感、実は大人だってとっても大事ですよね。
親子で作るTシャツは、ちゃんとしたのを作ろうと気張らずに、このイラスト面白いじゃん、Tシャツにしてみようか、くらいの軽いノリで作ってしまうのがオススメです!