立体感が魅力的!クレヨンでTシャツを作ってみよう
オリジナルTシャツを作ってみたい!
けど、ショップに頼むのは大変だし、できれば家にあるアイテムで手軽に作りたい!
そんなニーズにお応えするオススメのテクニックがクレヨンを使ったオリジナルデザイン制作。
巣ごもりで時間を持て余してしまっている方にはもちろん、小さなお子様と一緒にお絵描きを楽しむこともできますし、試しにオリジナルTシャツを作ってみよう!というニーズにも有効活用できるので、ぜひ皆さんにオススメしたいテクニックのひとつです。
「でも、クレヨンって洗ったら落ちちゃうんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、今回紹介する方法はクレヨンで描いたデザインをアイロンの熱で色を定着させることで、色落ちもしませんし、他の衣類への色移りもしないんです。
もちろん、洗濯を繰り返していけば、経年劣化による多少の色落ちは生じてしまいますが、裏返して軽く洗うなどオリジナルTシャツならではの取り扱いをすれば、意外と長持ちするんです。
もちろん、布用のクレヨンも販売されているので、色落ちが心配な方は一般的なお絵描き用の油性クレヨンではなく、布用クレヨンを使用するのことをお勧めします。
もちろん、一般的なクレヨンでも激しく色落ちする訳ではありませんし、仕上げに市販のキッチンペーパーなどを使いますので、ひとまず練習がてら、お持ちのクレヨンで一度試してみて、実際に何度か洗濯してみて、色落ち具合を確認してみるのも良いかもしれません。
また、クレヨンならパソコンやプリンターを使わずに、誰でも簡単にデザインを作れちゃいますので、お子様がクレヨンで書いたの絵を、そのままオリジナルTシャツとして記念して保存しておくこともできるのです。
クレヨンを使った手書きデザインのメリットについては
- クレヨンならではのタッチ
- 手描きならではのファジー感
などが魅力で、さらにステンシルのように型の上に削ったクレヨンを乗せてアイロンすれば、立体的なデザインを表現することもできるのです。どうです?
今すぐ作りたーい!
という気分にになってきたのではないでしょうか?
今回はそんなクレヨンで作るオリジナルTシャツの方法についてご紹介します。
作り方はとっても簡単なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
クレヨンTシャツの作り方と用意するもの
クレヨンを使ってオリジナルTシャツを作る前に、まずは無地のTシャツを用意して準備をしましょう。ひとまず練習ということであれば、100円ショップでも手に入るような無地のTシャツでも十分ですが、生地によってはクレヨンの色乗りが悪くなりますので、
出来ればプリンタブルTシャツ(様々な印刷方法に対応した無地Tシャツ)を使うようにしましょう。
▼オリジナルプリント対応
Tシャツ一覧
そして、必ずやっていただきたいのが
加工前の洗濯!
新品のTシャツはピンっと張りがあって気持ちいいのですが、記事に糊が付いていることも多く、そのままクレヨンで加工してしまうと生地に色が入り込まず、色落ちの原因となってしまうことがあるのです。実際にクレヨンでデザインを描く前に
一度洗濯して糊落としや脱脂をしておくようにしましょう
そして、できれば加工前にアイロンをかけておくのもポイント。
Tシャツにシワがついていると、描きにくかったり、塗りにくくなったりしますので、
キレイにデザインを仕上げるためにはアイロンがけもお忘れなく!
最後に、実際にデザインを描くためのクレヨンを用意してください。
冒頭でもご紹介したように、お絵描き用のクレヨンでも結構ですし、布描き用クレヨンであれば、耐水性にも強く洗濯による色落ちもある程度回避できます。
これで準備は整いましたので、次のチャプターでは、直接デザインを描く方法と立体感のある型を使った二つのオススメ作り方ポイントをご紹介していきます。
クレヨンならではの表現で魅力的なオリジナルTシャツを作ろう
それでは実際に、クレヨンでキャンバスにデザインを描く工程を見ていきましょう!
パターン1【直接描く方法】
用意する物
- Tシャツ
- 油性クレヨン(布用クレヨン、蜜ろうクレヨン可)
- 段ボールなどの厚紙
- アイロン
- キッチンペーパー
作り方手順
- 裏面への色移り防止のために、Tシャツの内側に段ボールなどの厚紙を挟みます
- クレヨンで絵を描く
- キッチンペーパーを絵の上に乗せ、その上からアイロンをかける
- キッチンペーパーに色や油分がつかなくなれば完成
アイロンの温度は繊維に適した温度となりますが、綿100%のTシャツであれば、
140℃から160℃程度の中温がベスト。
キッチンペーパーに色や油分がつかなくなるまで数回アイロンをかけますが、適度にキッチンペーパーを変えることがポイント。何度もアイロンをかけてしまうと、キッチンペーパーがクレヨンの油分を吸い取れずに、にじんでしまいますので注意してくださいね!
濃い目に塗った場合は、キッチンペーパーを2重にしたり、Tシャツの中に入れた段ボールの上にもキッチンペーパーを乗せるといいでしょう。
パターン2【型を使った方法】
用意する物
- Tシャツ
- 型紙
- プラスチッククレヨン(サクラクレパス社のクーピー可)
- 鉛筆削り
- 段ボールなどの厚紙
- クッキングシート
- アイロン
作り方手順
- 型紙を作ります(お好きなデザインを描き、色を乗せたい部分を切り抜きます)
- プラスチッククレヨンを鉛筆削りで削ります
- 裏面への色移り防止のために、Tシャツの内側に段ボールなどの厚紙を挟みます
- Tシャツの上に型紙を乗せます
- その上に2で削ったプラスチッククレヨンを乗せます
- さらにその上にクッキングシートを乗せ、アイロンを1度かけます
アイロンの温度は先ほどと同じく繊維に適した温度で、
綿100%のTシャツであれば140℃から160℃までの中温
でアイロンがけするようにしましょう。
なお、こちらの方法はシルクスクリーンのようなプリントTシャツに近い仕上がりとなり、通常のプリントTシャツ同様、長く着用すればデザイン部分が経年で割れてきてしまうこともありますが、洗っても色落ちの心配はありません。
以上がクレヨンを使った代表的なクレヨンTシャツの作り方となりますが、最後にクレヨンで手書きしたオリジナルデザインが映えるオリジナルTシャツのデザイン事例をご紹介していきます。
皆さんの秀逸なデザインアイデアを参考に、ぜひオシャレなクレヨンTシャツ制作にチャレンジしてみてください。
アンティークな印象の一眼レフカメラを、あたかも首から下げたようなデザイン。
遠くから見ると、本物のカメラかと見間違えちゃいそうですね!
生地に直接描いてもいいですが、より立体感を出したいならプラスチッククレヨンの型を使った方法がオススメ。
黄色いボディにカラフルなインコを描いたデザイン。
ゆるい曲線と塗りのまだらさが手描きならではの良さを感じさせます。
カラフルなカップケーキと小さなハートがとってもキュート!
お母さんがお子様のために描いてあげるのも、思い出深い、素敵なプレゼントになりそうですね。
いかがでしたでしょうか?
オリジナルTシャツと言えば、ショップにオーダーするイメージがありますが、意外にもクレヨンとアイロンさえあれば、家にあるもので簡単に作れちゃうんです。手描きやハンドメイドで作ってみたい方、ぜひお試しください。
ちなみに、自宅で試しに1枚作ってみたら、
意外にも上手くできた!
同じものを作りたい!
と思った時には、お気軽にTplantにご相談ください。
Tplantのプリント技術を活かして、お客様の要望に沿える仕上がりで再現させていただきます。