間接照明がもたらす効果とは
オシャレなレストランやバー、おしゃれな部屋などにある間接照明。オシャレアイテムのひとつとしてインテリア上級者的なイメージもありますが、そもそも
間接照明とは床や天井、壁などに光を照らし、反射した間接的な光でその空間を明るくする照明のこと
で、テーブルライトやスタンドライト、スポットライトなどのことを指します。
インテリアや空間をオシャレに見せてくれるツールでもある間接照明ですが、それ以外にも様々な効果があることをご存じでしょうか。間接照明の光は壁や床など照らすことで空間に陰影をつけるため、視野をコントロールすることができます。そのため
部屋を広く見せたり、ムードのある部屋を演出する
ことができ、また暖かみのある柔らかい光を使用するため、
心を落ち着かせてくれるリラックス効果や入眠効果
などを期待することができるのです。
このようにインテリアとしてだけではなく様々な効果のある間接照明ですが、インテリアや照明に詳しくない場合、どこにどんな間接照明を設置すればいいのか?と悩んでしまう人も少なくありません。
ですが、基本的なポイントさえ押さえれば、誰でも簡単に効果的に設置することができるので、今回はそんな間接照明の初心者さんも楽しめる、DIYで作る電球を使った間接照明についてお伝えしたいと思います。
電球を使ったおしゃれな照明の実例
空間に彩りを与え、おしゃれな空間に仕上げてくれる間接照明。
身近なアイテムと組み合わせれば、世界でひとつだけのオリジナル照明を作ることができます。
毛糸や麻ひもと風船で作るランプシェード
風船を膨らませて、その周りに接着剤を付けた紐を巻き付けるだけで、球体のシェードを作ることができます。こちらはライトのスタンドに流木を使っていますが、床に直接置いたり、紐で複数個を繋げて吊るしたりと楽しめます。
また、割りばしなどで枠を作って、その周りを麻ひもなどで巻き付ければ、四角形や立方体のシェードも簡単に作ることができるでしょう。糸の巻き具合によって、光量や光の漏れを調節できるのも魅力です。
空き瓶とオブジェで作るランプシェード
空き瓶の蓋に電球を設置すれば、それだけで照明になります。
こちらは透明の瓶に羊のオブジェが入っていますが、フィギュアや植物など好みのものや部屋のインテリアに合わせたものを入れると、おしゃれな空間に引き立て役になるでしょう。曇りガラスや色付きの瓶もおすすめです。
空き瓶で作るスタンドライト
空き瓶の線を通しただけのユニークなスタンドライト。電球の配線コードをカラフルにするだけでユーモアを感じられます。なお、電球には白色タイプと透明タイプがあるので、お好みの光り方の物を選ぶといいかもしれませんね。
空き瓶で作るスタンドライト
こちらも空き瓶を利用したスタンドライトです。
ウイスキーの空き瓶の上に電球をセットし、シェードを乗せれば、おしゃれなライトの完成です。
ラベルをはがさないのがポイント!
空き缶で作るスポットライトカバー
スポットライトつけるならば、お気に入りのデザインの空き缶をカバーにするのもアリですね。
ネスカフェやキャンベルなどオシャレなデザインの缶を探してみてください。
カセットテープで作るスタンドライト
懐かしのカセットテープを組み合わせればランプに早変わり。こちらは穴から光が漏れているようなランプに仕上がっていますが、透明のカセットであれば全体的に光るランプになります。
ネガフイルムで作るスタンドライト
こちらも懐かしのアイテムで作られたランプです。写真がデジタルになった今、ネガフイルムは手に入りにくいものですが、あえてフィルムカメラで撮影して、不要になったネガフイルムでスタンドライトを作ってみたいものですね。
牛乳パックで作るスタンドライト
牛乳パックや和紙で作るスタンドライト。穴を開けたり、違う紙やセロハンを貼ったりと、子供でも簡単に楽しめるので夏休みの課題にも最適。牛乳パックのパッケージは3日間くらい水に浸けておくと、きれいにぺろーっと剥けるので試してみてくださいね。
間接照明を効果的に使うコツ
身近なアイテムを使ったスタンドライトなどを紹介しましたが、間接照明を効果的に使うには設置する場所を考えるとよいでしょう。もちろん、アイディアや予算次第ではありますが、下記の3つの場所を意識して設置すると間接照明を効果的にすることができます。
部屋の隅や壁
部屋の隅や壁を照らすことで、部屋全体に光の陰影が生れます。
陰影によるメリハリが、空間を立体的に見せてくれます。
天井などの高い位置
天井を照らすと空間に奥行きが生れるため、狭い部屋を広く見せたいならば天井を照らすようにしましょう。光源を高めにすると、より広く感じさせることができます。
家具の横や裏側
幻想的な雰囲気を演出するなら、ソファやテレビ台、ベッドの脇などの大きめの家具の横や裏側を照らすようにしましょう。足元など低い位置に設置すると、ゆったりと落ち着いた雰囲気にもなります。
このように間接照明の設置する場所は、理想の雰囲気をイメージすることがポイントとなります。
なお、間接照明を設置する際には照明の色にも注目してくださいね。電球色、昼白色、昼光色という3種類の光があり、落ち着いた雰囲気にするならばオレンジっぽい温かみのある光の電球色を、リビングやデスクには青みがかった白色の昼光色を、オールマイティーに使いたいなら太陽光に近い白っぽい光の昼白色、というように選ぶとよいでしょう。
いかがでしたか。
今回はDIYで作る電球を使った間接照明についてお伝えしましたが、ひとつでも気に入ったものは見つかりましたか。今回は瓶や缶などの身近なアイテムを使った照明を紹介しましたので、気軽にトライできると思います。