マジックアワーのサービスエリア

深夜こそ魅力満開!人気の高速道路のサービスエリアとおすすめグルメ

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2024年もあっという間に数ヶ月が過ぎようとしていますが、気候的にもう少し暖かくなれば、全国的にも行楽の意欲が高まり、春のレジャーシーズンが訪れる!そんな季節になってきました。

ドライブ好きのスタッフbとしては、長引くガソリン価格の高騰に

「トリガー条項」の凍結解除はどうなったの?

と思ったりもしますが・・・、それはさておき、やはりレジャーシーズンともなれば、長距離ドライブはつきもの。特に、深夜発の旅程なんかを組んだ時には、もうテンション上がって目がギラギラ・・・まるで子供のようにワクワクするあの感覚がたまらなく好きだったりもします。

さて、そんな長距離ドライブともなると、多くの方が高速道路に乗ることになると思いますが、

皆さんはサービスエリアって使うことありますか?

もちろん「早く目的地に着きたい!」というのが心情だとは思いますが、当然途中でトイレに行きたくなることもありますし、飲み物を買ったり、少し息抜きをしたりと、ちょっとした小休止は長距離ドライブには必要不可欠。楽しいドライブにするためにも

サービスエリアの存在は欠かせない

と言っても過言ではありません。

ちなみに、高速道路にはサービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)が存在しますが、その主な違いについてはご存じでしたでしょうか?

基本的にサービスエリアは、駐車スペースやトイレのほか、売店や食堂、給油所などが備わっている比較的大規模な休憩施設であるのに対し、駐車スペースやトイレ、自販機などはあるものの、売店などは基本的にない小規模な休憩施設がパーキングエリアという位置づけになります。

サービスエリアにおいては、日常的に長距離を運転する

トラックドライバーの聖地

的な扱いではありましたが、近年では観光名所としても力を注いでおり、レストランなどで食事を楽しむだけでなく

  • そこでしか売られていない絶品グルメが食せる
  • SA内の天然温泉で入浴ができる
  • その地域ならでのお土産や特産品が購入できる
  • SA内にドッグランが併設されている
  • 地場のベーカリー店が併設され焼き立てパンが食せる

なんていうサービスエリアも存在しますので、これまでの高速道路の休憩施設という概念から、

高速からしか行けないショッピングモール

といった認識に変わりつつあるのです。

なお、サービスエリアにせよパーキングエリアにせよ、基本的には高速道路本線上からしか入れませんので(例外もありますが)、限られた者のみ立ち入ることができる秘境スポット。実際に気軽に行ける場所ではないものの、上記のようにSA内のサービスが充実してきていることで、

グルメやお土産だけを目当てにSAに行く人も増えてきている

というのが実情なのです。

そこで今回は、そんな全国にあるサービス充実のサービスエリアのご紹介と、従来からの「深夜の高速パーキングの魅力」の数々をピックアップ。これまでのサービスエリアの認識「単なる休憩施設」から

高速道路のテーマパーク

と呼べるほどの変化を遂げた経緯などをご紹介していきます。

これを見れば、きっと皆さんもサービスエリアへの寄り道が増えるはずですので、目的地までの旅程には、くれぐれも余裕を持たせて出かけるようにしてくださいね!

関東屈指のグルメスポット!ドライバー必食のSA飯・SAスイーツ

さて、皆さんがもしサービスエリアに車を止めたとしたら、

まず最初になにをしますか?

トイレに行ったり、タバコを吸ったりといった基本的な「休憩」はもちろんですが、多くの方は売店に立ち寄ったり、そのSAで販売されているちょっとした食べ物やソフトクリームなどのデザートに目が行くのではないでしょうか?

もちろん時間帯によっては、がっつり昼食や夕食を取ることもあるかもしれませんが、やはりロングドライブで普段立ち寄ることのないエリアに来ているのであれば、そこでしか食べることができない

ご当地グルメやご当地スイーツを食べないともったいない

というのが本音ではないでしょうか?

そんな人間心理をくすぐるのが、近年のサービスエリア内の販売所。

俗にいうSA飯・SAスイーツ

を存分に堪能できるサービスエリアが関東圏には幾つかかありますので、そんな食のテーマパーク改めて、高速道路のテーマパークと言えるグルメスポットをご紹介していきます。

≪東北自動車道 羽生PA(上り線)『鬼平江戸処』≫

鬼平江戸処

「江戸の世界にタイムトリップできるパーキングエリア」でしられる埼玉県羽生市のサービスエリア。上り車線(東京方面行き)のSAとなるため、都心部にお住まいの方なら、行楽の帰り道などにぜひ寄ってもらいたいSAで、その特徴はなんと言っても

江戸の街並みを堪能できること

サービスエリア専用の公式サイトがあること自体にも驚きですが(笑)、当然SA内のグルメも充実しており、江戸の雰囲気と食を存分を堪能できる豊富な食事処から、現代風にアレンジされたたい焼きや、くず餅といった和のスイーツ店まで、長距離ドライブで疲れた体を癒すのに最適な飲食店が数多く所在しています。

もちろんグルメだけなく、江戸の街並みの景観を楽しめる点も他のSAと差別化を図っており、一度車を止めれば2時間は滞在してしまうという、沼化必至のサービスエリアと言っても過言ではないかもしれません。なお、こちらのSAであまり満腹に食べてしまうと、

その先の運転で眠気を誘ってしまう

ので、パーキングで仮眠を取ってから出るのが上級利用者のコツと言えます。

●ドラぷら E-NEXCOドライブプラザ:NEXCO東日本

https://www.driveplaza.com/special/onihei/

≪中央自動車道 談合坂SA(上下線)『EXPASA談合坂』≫

EXPASA談合坂

関東から西へ向かう車の大動脈と言えば、東名高速道路と中央自動車道。

東京都杉並区の「高井戸IC」から愛知県小牧市の「小牧JCT」を結ぶ中央自動車道(中央道)は、一定の区間において、全国的にも珍しい均一料金が適用されており、大自然の山々のなかを走るロケーションが特徴的な高速道路です。

そんな中央道で最も規模の大きなサービスエリアと言えば

「談合坂サービスエリア」

上下線ともに大規模なサービスエリアが存在しており、談合坂SA周辺を起点とした渋滞も起こりやすいため、車を運転する人なら誰でも知っているであろう有名なSAです。もちろん、渋滞ポイントとして有名なわけではなく、ラーメンからスイーツまで、

美味しいもの好きには堪らないグルメスポット

上下線に所在する談合坂SAにおいては、それぞれで食べれる食事処やスイーツ店、ベーカリーなどが異なりますので、行きも帰りも存分に楽しめる食のテーマパークと言っても過言ではありませんが、メディアなどでも頻繁に取り上げられるオススメなグルメを何点かご紹介いたします。

  • 伝説のすた丼屋の鉄板メニュー「すた丼」(下りSA)
  • 「そば・うどん 扇庵」の熱盛つけほうとう(上りSA)
  • リトルマーメイドの談合坂あんぱん(下りSA)
  • 甲州グルメ「B1チャンピオン」の田舎の豚まん(下りSA)
  • 桔梗(ききょう)信玄堂の桔梗信玄ソフト(上りSA)
  • H's CREAMの信玄バニラクレープ(下りSA)
  • ベーカリー「パン・デ・モンテ」のマウントメロンフジヤマ(上りSA)

などなど、

談合坂が山梨県内というだけあって、信玄餅やほうとうなどをベースに現代風にアレンジしたグルメが豊富。食べ物の種類的には、上りSAの方が充実していますので、旅行帰りに空腹状態で寄り道するのがオススメです。


●談合坂SA(上り):NEXCO中日本

https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=96

●談合坂SA(下り):NEXCO中日本

https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=97


≪東名高速道路 海老名SA(上下線)『EXPASA海老名』≫

EXPASA海老名

やはり高速道路のサービスエリアと言ったらここ「海老名サービスエリア」です。

談合坂SAと同様、連休時などの東名高速の渋滞情報は「海老名サービスエリアを先頭に…」と報じられることが多いので、多くの方が名前くらいは知っていると思いますが、

日本一のサービスエリア

と言われるその規模感や、色々な意味でサービスが充実しています。

その特徴のひとつと言えるのが

  1. 一般道からでも車やバスでアクセスが可能
  2. 上下線である2つのサービスエリアが徒歩で行き来できる

これだけでも、SA飯・SAスイーツ目的のみで行きたくなるきっかけになります。

海老名SAは、東名高速道路でも下り線最初のSA、上り線では最後のSAということもあり、

  • 都心部から西へ向かう人にとっては、休憩するにはまだ早すぎる距離
  • 上り線で東京へ帰る人にとっては、もうすぐ着くから寄る必要はない

と思われがちですが、実際には

一日の利用者数が土休日で5万人を超す!

というから驚き!

そんなEXPASA海老名の有名グルメと言えば、

  • 販売数でギネス記録を持つ「海老名メロンパン」
  • 点心専門店PAOPAO(パオパオ)の「ゴロっと旨塩海老名まん」
  • 海老名茶屋の「えびえび焼き」
  • きっちんににぎの「牛すじ煮カップライス」
  • うすいファームの「あつぎ豚のパワフルご飯」

などなど、フードコートの店舗も充実しておりますが、やはり

運転しながら食べれるようなテイクアウトグルメがウリ

でもありますので、小腹が空いた時などはぜひ立ち寄りたいサービスエリアと言えるでしょう。もちろん、小腹を満たすだけでは済まなくなりますので、食べ過ぎにはくれぐれも注意してください・・・


●海老名SA(上り):NEXCO中日本

https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=9

●海老名SA(下り):NEXCO中日本

https://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=10


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SA内に温泉施設!?〜深夜こそ魅力が増すサービスエリアの楽しみ方

全国にはこうしたサービスエリアが多数あり、その土地ならではのご当地グルメやスイーツを堪能できるほか、その地域の名産品やお土産などのショッピングも楽しめることが、近年のSA人気の要因のひとつになっています。

でも、そもそもSAは休憩施設なんだから

食だけ充実させるのもナンセンスでは?

と思われる方もいるかもしれません。

本来であれば、車を運転するうえで点検設備であったり、現代なら充電設備であったり、運転手の疲れを軽減させるような設備やサービスも向上すべき!と思われた方は、

まだまだSAの理解が浅い!


現代のサービスエリアには、なんと温泉施設はもちろんのこと、

ホテルまで完備されているSAもあるのです!

≪入浴施設がある関東圏のサービスエリア≫

東名高速道路・足柄サービスエリア「EXPASA足柄」

中央自動車道・諏訪湖サービスエリア「ハイウェイ温泉諏訪湖」ほか

≪宿泊施設がある関東圏のサービスエリア≫

東名高速道路・足柄サービスエリア「レストイン時之栖」

東北自動車道・佐野サービスエリア「ファミリーロッジ旅籠屋」ほか

いや〜、コインシャワーとかなら分かりますが、なんと温泉&ホテルまで・・・

過去記事「自動車メーカーすら提案する「車中泊」にあると便利なグッズあれこれでもご紹介しましたが、昨今は車中泊ブームということもあり、自分の車の車内を快適に過ごせるよう、自分好みにカスタマイズするのが流行りつつありますが、そんなブームを尻目に

実はサービスエリアにホテルあるし・・・

それ以外にも全国のSAは、様々なユニークな取り組みを行っており、全国のSA人気ランキングでも1位を獲得する伊勢湾岸道・刈谷PAについては、

なんとエリア内に観覧車やメリーゴーランド

まであったりしますし、東名高速道路の富士川サービスエリアにおいては、SA内にプラネタリウムがあったり、富士山が一望できる大観覧車「フジスカイビュー」があったりと、まんま高速道路のテーマパークになりつつあります。

もう想像の斜め上を行っていると言っても過言ではありませんが、こうしたテーマパーク的なスペースが癒しを提供しているとも言えますし、温泉や足湯などの設備で直接的に疲れを癒すこともできますので、使わない手はないといった感じ。

また、昼と夜とて雰囲気がガラッと変わるのもサービスエリアの特徴。

冒頭でご紹介した海老名や談合坂といった大型のSAは夜間でも営業している店舗が多かったりしますが、中小規模のSAやPAは

夜間ともなるとひっそりと静まりかえる

ことから、また独特のワクワク感が楽しめるのも特徴のひとつ。

例えば、東京湾アクアラインのパーキングエリアである「海ほたる」は、昼の景色も去ることながら、夜間にはPA自体がライトアップされるほか、

東京湾の夜景スポットとして人気

もちろん一部の店舗は営業していますので、完全に静まり返っっているという訳ではありませんが、ひとけの少ない夜のパーキング独特の雰囲気を存分に堪能することができるほか、海ほたる全体をゆったりと散策することもできます。また、夜景スポットという観点では

新東名高速の駿河湾沼津SAや中央道の諏訪湖SAもオススメ


夜行バスをご利用になられた方なら一度は体験しているかもしれませんが、トイレ休憩などで深夜に立ち寄るパーキングは、夜景がキレイな場所が多いというだけでなく、何か人を惹きつける魅力があるのです。

ゴールデンウィークも控え、夜中に高速道路を使って遠方に出かける方も多いかと思いますが、サービスエリアやパーキングエリアをただの休憩施設と捉えるのではなく、この機会にぜひ現代のSA・PAの魅力の沼にはまってみてはどうでしょうか?

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Staff B

一度きりの人生を思いのまま生きている、飽くなき探究心が原動力のサブカル系アラフォー女子。流行に左右されず、趣味もファッションも独自路線を進み続けているため同世代の友人は少ないもものの、気の合う仲間とハイボールで乾杯するのが何よりの楽しみ。最近は奇岩と巨石にどハマり中!多趣味であるが故の金欠が最大の悩み。