格安移動手段という印象を払拭?!長距離高速バスの魅力
みなさん、こんにちは!スタッフbです。
最近は、円安の影響もあってか、海外旅行のニーズが減少傾向にあるようですが、その一方で国内旅行のニーズは増加傾向にあり、コロナ前の活気を取り戻しつつあるようです。そう言われてみれば、
東京都心部のホテル代も相当値上がりしてるかも・・・
もちろん、インバウンドもある程度復活し、街を歩けば外国人観光客を多く目にするようになってきましたが、それ以外にもホテル側の人員確保の難しさ、人件費高騰、物価上昇などなど、
旅行ニーズの拡大を手放しでは喜べない
というのも本音かもしれません。
スタッフbが若かりし頃も、全国各地の安宿を探して日本全国あちこち旅行したものですが、この令和の時代
何をするにも高い!
2,000〜3,000円くらいで泊まれる宿なんて、もう存在しないのではないかと思うくらい、今の若い世代にとってはちょっと厳しい時代なのかな?なんて思ってしまいます。
そんな物価高な時代ではありますが、若い世代の旅行における交通手段と言えば
青春18きっぷ
JRグループが季節限定で販売する、言うなれば「1日フリーパス券」で、特急や新幹線は別料金が必要になりますが、それ以外なら距離問わずフリーで乗車できるお得な切符です。Youtubeなどの動画共有サイトでも、
1日で東京からどこまで行けるかチャレンジ!
などの動画が人気を博していますが、今回ご紹介したいのが、もうひとつの格安移動手段として人気の高い
長距離高速バス!
長距離高速バスは、主に夜間に出発し、翌朝に目的地に到着するようなダイヤが組まれているため夜行バスとも呼ばれますが、その最大の特徴はなんと言っても
他の交通手段と比較すると相対的に料金が安い
といった点にあるので、当然若い世代のトラベラーに人気なわけです。
もちろん、そのぶん所要時間が多く掛かりますので、基本的に「お金より時間」という方には、とことん不向きな移動手段ではありますが(苦笑)、例えば東京〜大阪間で比較すると
新幹線:13,870円
自家用車(高速代):12,230円
夜行バス:3,000〜4,000円から
目的地は大阪と言えど、新幹線は新大阪駅、自家用車は吹田インターと、細かな条件は多少異なりますが、夜行バスの圧倒的に高いパフォーマンスは説明の余地がありません。
もちろん、金額だけでみれば夜行バス一択になるかもしれませんが、当然所要時間は一番掛かりますし、バスという密集した屋内空間に数時間揺られることになりますので、
それ相応の体力が必要になる
ということは容易に想像できるところ。
特に夜行バスともなると、女性は防犯面からも懸念点が多いかもしれませんが、当然そんなことはバス会社も了解済みで、防犯面はもちろん、少しでも居住性を高めた
様々な工夫が凝らされたバスが多数用意されている
ので、居住性や設備、機能などを考慮して、ご自身にあった夜行バスがある程度選択できるようになっているのが、昨今の高速夜行バスなのです。
今回は、そんな高速夜行バスの魅力と活用法をご紹介していきます。
女性でも安心!高速夜行バスのニーズが高まりつつある背景
夜間高速バスについては、恐らく多くの方が街で見かけたことがあるかと思いますが、これらは大型観光バスと同じフルサイズ12mバスで運行されていることが多く、一般的に「夜行バス」と呼ばれています。
夜行バスは、夜22時前後に出発し、翌朝目的地へ到着する運行形態であるため
- 寝ている間に目的地に着くことができる
- 目的地に朝早くから入ることができる
- 宿泊費を浮かすことができる
などなど、人それぞれの目的に合わせた様々な魅力があります。
例えば、朝イチで大阪に着かなければならない場合、当日に東京から新幹線に乗っても、せいぜい着くのは8〜9時くらいになってしまいますが、夜行バスであれば、早い便だと6時半くらいには着いているなんてことが可能。
6時半について何して待てばいいの?
というツッコミは抜きにして、特にアイドルやミュージシャンなどの全国ライブツアーなどに足しげく通う女性などは、
できる限り交通費を抑えタレントグッズを購入したい!
という方が多いことで、夜行バスはもはや王道の移動手段として認知されているとか。もちろん、首都圏で一人暮らしをする学生さんの帰省ニーズや、スキー・スノボニーズなど、コスト面だけでなく、
翌朝から旅先で効率的に動きたい
という方にとっては、とても魅力的で有効な移動手段になっているのが実情です。
また、2016年4月に新宿駅に大規模なバスターミナル「バスタ新宿」が開業したこと、法整備が進み事故に対する安心度が高まったことなどが後押しとなり、バスタ新宿は、いまでは
1日の発着便数は約1600便超!
と日本最大規模のバスターミナルになっています。
といった具合に、これまでは夜行バスの効率性などをご紹介してきましたが、夜行バスの多くは、距離にして300〜500km以上も遠方へ向かう便がほとんどですので、当然車内での快適性という点も重視されます。
観光バスって2列+2列で結構狭いような気が・・・
なんていうイメージはもう原始時代!
いまでは、横3列の独立シートであったり、さらにゴージャスな便となると1列+1列なんていう贅沢なシート配置のバスもあるくらいで、当然各シートには電源やwifi完備、座席もほぼフルフラットにできるような前後ピッチが確保されているタイプもあるのです。
もちろん、設備が豪華になるのに比例して運賃も高額になるのは致し方ない部分ですが、バス運行会社も
相当に知恵を絞って利用者の利便性を高めている
そんな努力が高速夜行バスニーズの高まりの厳選になっているのかもしれません。
3列シートなんて、間仕切りのカーテンを閉めればほぼ個室ですし、
非日常的な空間や時間の過ごせる楽しみ
というのが夜行バスにもありますので、価格や利便性だけでなく、
高さのあるバスの車窓から、東京の夜景を眺めながら飲むビール!
っていうことを想像するだけで、夜行バスに乗りたくなってきませんか?
まぁ、そういう興奮とワナが夜行バスにはありますので、翌日目的地についてから「結局興奮して一睡もできなかった・・・」なんてことは、夜行バス初心者あるあるなので注意してくださいね!
長時間乗車に耐える〜夜行バスの豪華設備
これらのように、利便性と非日常的な旅情を兼ね備える夜行バスですが、実際にどのようなタイプのバスが運行しているのか、とても気になるところかと思います。
上記で触れました「バスタ新宿」に乗り入れするバス事業者が約120社もありますので、すべての夜行バスをご紹介するわけにはいきませんが、ピックアップしたい魅力的なバス会社と運行されるバスを少しだけご紹介いたします。
JRバスグループ運行の2階建てバス車両「ドリーム」号
現行車両である三菱ふそう製の「エアロキング」は、2024年2月末の運行を持って引退となるようですが、後継となるスカニア製の2階建て車両グランドリーム号は3列シートの贅沢仕様で引続き健在。ただし、仕切りとなるカーテンはないようです。
かつて「エアロキング」に設定されていた1階席の独立シート「プレミアム・シート」は既に廃止されてしまいましたが、当時は予約が困難なほど人気の座席でした。2階建て車両の魅力は、何と言っても2階席最前部からの眺望です。
関東バス運行・走るホテル「ドリームスリーパー」号
その名の通り、全席完全個室型バス「ドリームスリーパー」号は、関東バスが運行する東京〜大阪間の定期便です。全室個室という点だけでも驚きですが、各座席に用意された設備もまた豪華で、電動リクライニングはもちろん各種アメニティも充実。トイレには女性用のパウダールームまで用意されているほど
もちろん、全個室ということもあり延べ11席しかありませんので、1人あたりの料金は割高となりますが、移動中はしっかり寝たい、夜中でもパソコン作業をしたい、といった方には最適なバスと言えるでしょう。
西鉄バス運行・バス最長路線「はかた」号
東京〜博多間を運行する西鉄バスの「はかた」号は、3列独立のビジネスシートと4席のみ限定となる個室型プレミアムシートの組み合わせで、東京博多間を約14時間かけて運行します。超長時間乗車となるので、できれば4席限定の個室プレミアムシートがオススメ。ビジネスシートも高級感あふれる本革シートで、リクライニング角度が143度、シートピッチは95cmです。
運行30年の実績を誇る「はかた」号は、その運行距離はなんと約1,100km!
乗車時間が長いため、居住性においては様々な工夫がなされています。3列シートも夜間はフェイスカーテンで仕切られますので、一定のプライバシーは確保できますが、やはり夜間車内が消灯すると光を発するスマホ画面などは使いづらいという点は留意しておきましょう。
夜行バス乗車時に用意しておきたい便利グッズ
夜行バスは基本的に長時間の乗車を余儀なくされるため、シートの座り心地やシートピッチが重要となることは言うまでもありません。
特にシート幅より、足元空間の広さやシートリライニングの角度などは寝心地に直接左右しますが、リクライニングに関しては法律の関係上、フルフラットにはできないよう設計されています。また、多くの場合で乗車が21時とか、22時と遅い時間になり、乗車後はすぐに消灯となることが多いため、個室以外の場合はスマホの利用も制限されることが少なくありません。そんな状況を踏まえ、夜行バス乗車時に用意しておきたいオススメグッズを幾つかご紹介いたします。
アイマスクやネックピローなどは、夜行バスに限ったアイテムではなく、飛行機などでも用意しておきたい定番グッズなのでここでのご紹介は割愛しますが、上級なバスタイプを選ぶほど用意されているものもありますので、予約時にアメニティとして何が用意されているかを事前にチェックしておくことも大切です
スマホ遮光フィルム
上記の通り、消灯時間以降はスマホの使用が制限されることが多いので、あくまでルールに従う必要がありますが、個室でもスマホの遮光フィルムなどで画面を暗くしておくと良いでしょう。携帯ゲーム機などを持ち込んでも、多くの場合でプレイするタイミングがありません・・・
USB加湿器
バス車内は乾燥するため、簡易的な加湿器があると便利です。
上記でご紹介したドリームスリーパーなどは、各個室に加湿器がついておりますが、普通の3列シートなどは、USBに差して使える加湿器があると良いでしょう。ただし、動作音が大きいものは避けたいところで、事前に動作音の確認をしておきましょう。
顔拭きシートや化粧落としシート
こちらは、汗拭きシートなども合わせて持っておきたいところで、目的地到着後、すぐに予定がある場合などは、身だしなみを整える場所も時間もありません。バス車内で体制は整えておく必要がありますので、最低限顔拭きシートくらいは持っておきましょう。
携帯クッション
クッションと聞くと、座席の腰に当てるイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、もちろん腰に当てても良し、またふくらはぎの下に置くことで、ほぼフルフラットの体制が作れ、ベッドで寝ているような感触が得られます。クッション内の空気量で硬さが調整できるタイプがオススメです。
使い捨てスリッパ
バス乗車後は、すみやかにスリッパに履き替えるのが無難。
長時間の乗車では必ずと言って良いほど足がむくみますので、用意されているバスも多いのですが、予備として持っておいた方が無難です。
防寒用具
ブランケットやパーカー1枚余計に持っておくと、深夜寒くなった時に簡単に羽織ることができるので便利です。特に冬場の窓側席の場合、窓ガラスから冷気が伝わってきますので、寒くて夜中に起きてしまうことも多々アリ。ブランケットは車内で借りれるケースがほとんどなので、事前に運転手さんに確認しましょう。
いかがでしたでしょうか?
夜行バスには、上記でご紹介した以外にも様々な魅力や楽しむポイントがありますので、Tplantブログでもまたシリーズ化して、多彩な魅力を発信していく予定です。
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