Tシャツを選ぶとき、みなさんはどのような基準で選んでいますか?
色やデザイン、素材。さらには触り心地や着心地重視の方もいらっしゃるかと思いますが、特にインターネットでTシャツを購入するときに必ずチェックしていただきたいのが生地の厚み。
というのも、ネットショッピングではさまざまなものが簡単に購入できるようになりましたが、Tシャツにおいては生地の厚みや素材を確認せずに注文すると、肌が透けたり、薄かったりと、イメージとは違った商品が届いてしまうことが往々にしてあるんです。
そこで今回は、イメージ通りのTシャツを選ぶための参考材料として役立つ、生地の厚みの単位「oz(オンス)」についてお伝えしていきます。
パーカーやトレーナーなどのスウェット素材でも使われますので、ぜひオンスについての知識を知り得て、正しいお買い物を楽しみましょう。
Tシャツのoz(オンス)とは何か?
オンスとは生地の厚みの単位とお伝えしましたが、オンスをご存じの方は、なかなかのアパレル通かもしれませんね。そんなオンスをwikipediaで調べてみると、以下のように説明されています。
オンス(ounce, 記号:oz)は、ヤード・ポンド法の質量の単位である。
「ヤード・ポンド法ってなに?」と思われた方も多いかと思いますが、ヤード・ポンド法とは、アメリカ合衆国を中心に使われている単位系を指すものです。
長さの単位:ヤード
質量の単位:ポンド
質量の単位:オンス
日本で使っているメートルやグラムとは異なる基準による単位となり、Tシャツで使われるオンスとは、1平方ヤード(約90cm四方)に対する生地の重さを表す単位となり、オンスの数値が大きいほど重く、生地が厚いということなります。
それにしても、世界的にはメートル法がメジャーなのに、どうしてTシャツの生地の厚さにはオンスを使っているのでしょうか。オンスではなくグラムの方が分かりやすいかと思いますが、そもそもTシャツの発祥はアメリカと考えられており、アメリカを中心に普及していった経緯があるため、アメリカの表示形式に倣っているということみたいです。
しかしながら、ヤード・ポンド法にはなじみがない日本人には「1oz(オンス)」といわれてもピンとこないので、我々にもなじみ深いグラムに換算してみましょう。
1oz=28.35g
5oz=141.75g
10oz=283.50g
どうでしょう。Tシャツの生地の厚みをグラムで表示されても全然ピンときませんね。でも実際にTシャツを選ぶうえでは、オンス表示がとても重要なんです。
Tシャツの多くは、厚みによってシルエットさえ違って見えるし、着心地も全然違ってきます。また、Tシャツ自体の耐久性も当然生地の厚みによって違いがあります。ネットショッピングなどでTシャツを購入したことがある方なら、誰でも一度は以下のような経験があるのではないでしょうか。
肌が透けるほど薄くてペラペラだった・・・
こんなに分厚かったなんて・・・
このように、いざ届いたら「イメージと違っていた・・・」といったことにならないように、次の項目ではTシャツのオンス表示で実際の厚みがどんなものかをイメージできるよう、オンス表示の基礎知識をしっかり解説していきます。
オンスと生地の厚みの関係
ここでは、「○○オンスとはどれくらいの厚みのTシャツか」という部分を解説していきたいと思いますが、最初にご留意していただきたい点があります。
それは、同じオンスでも比重が異なるポリエステルと綿では厚みも変わることです。どんなに重さが同じであっても、生地の素材や使われている糸の太さにより、実際のTシャツの厚さは異なります。そのため、オンスはあくまでも厚さの目安だという点に注意しておきましょう。
Tシャツの厚みの基準
極薄:3.9オンス以下
薄手:4.0オンス〜4.9オンス
中厚:5.0オンス〜5.9オンス
厚手:6.0オンス〜6.9オンス
極厚:7.0オンス以上
なお、店頭で販売されているTシャツの多くは、中厚の5〜5.9オンスが多く出回っていますが、これは季節やシチュエーションを問わずに着用しやすいためです。定番の厚みのTシャツでオリジナルTシャツを作りたいと考えている場合には、5〜5.9オンスを目安に選ぶとよいでしょう。
3〜4オンスの薄手のTシャツは低価格でコストパフォーマンスが良いため、クラスTシャツやイベントTシャツとして使われることの多いTシャツです。さらりとした軽い着心地のため夏場におすすめですが、綿の場合には薄手ゆえに肌が透けやすく、どうしても耐久性に欠けてしまうので、洗濯時にはネットに入れるように心がけるとよいでしょう。
なお、ポリエステルであれば、軽くてもそこそこの厚みがあるため、「薄っぺらい、安っぽい」という印象はありません。さすがに極薄のドライTシャツは薄さを感じてしますが、カラーTシャツなら透けませんし、コスパ最強なので暑い時期での体育祭などにはおすすめです。
耐久性を求めるならば、6〜7オンス以上の厚手がおすすめです。
6〜7オンスのTシャツは厚手で型崩れしにくいため、洗濯を繰り返してもへたることなく着ることが可能です。また、生地が厚いことで白いTシャツでもインナーや素肌が透けにくく、上品な印象を演出してくれるでしょう。
オンス別おすすめTシャツ
ここでは、オンスごとにおすすめのTシャツを紹介します。
極薄
00350-AIT 3.5オンス インターロックドライTシャツ
ドライTシャツの薄手ならこちらがおすすめ。高級感のあるスムーズ編みで、表面が滑らかで高級感を演出。薄手ながらも型くずれしにくく、コストパフォーマンスに優れています。
薄手
https://tplant848.com/product/0590001
快適さを保つのに最適な厚みの4.1オンス。しっかりとした作りで高級感もあり、さらにUVカット(UPF30)も施されているため、夏のアクティブシーンに最適です。
中厚
無地Tシャツ国内シェアNo.1のプリントスターは、性別・年齢を問わず気軽に着られる定番中のド定番Tシャツです。綿100%の5.6ozのTシャツは、どれにしようか迷った時こそ選びたい、素敵な仕上がりを期待できる一着です。
厚手
ユナイテッドアスレが、細部までこだわりぬいて作ったロングセラー商品。毛羽立ちの少ないコーマ糸を採用した6.2ozのTシャツは、肌ざわりが良く、タフで型崩れしないのが魅力。
極厚
4411-01 9.1オンス マグナムウェイト ビッグシルエット Tシャツ
アメリカンなTシャツをお求めならオープンエンド糸のコチラのTシャツ!生地の厚みは極厚ですが、シャリ感のある爽やかな生地で耐久性の高いタフな作りになっています。
まとめ
今回はTシャツの厚みの参考となる単位「oz(オンス)」についてお伝えしましたが、オンス表示を確認する必要性をお分かりいただけましたか。
もちろん、Tシャツを選ぶときにはデザインや色、素材を重視する場合が多いかと思いますが、ネットショッピングの際には必ずオンスを確認することで「実際に届いた商品が思ってたものと違った・・・」といった失敗を防ぐことができます。
なお、Tplantでは、体育祭や学園祭などで使うクラスTシャツや部活Tシャツをはじめ、イベントTシャツなどのオリジナルTシャツの作成をお手伝いさせていただいています。当サイトのデザインツールを使えば簡単にオリジナルTシャツが作れ、1枚でも格安ですので、ぜひご活用いただければと思います。
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