第三次サウナブームのきっかけはドラマにあり?!
ここ数年、空前のサウナブームの到来!と言われていますが、みなさんサウナを楽しんでいますか?
サウナといえば、暑苦しくて、おじさんの聖地…
という印象もあり、一度もサウナに入ったことがない人もいるかと思いますが、実はサウナには疲労回復やストレス解消など様々な身体効果が得られるのです。
そもそもサウナとは、高温の室内に入り、熱や蒸気により体を温める蒸気浴や熱気浴のことであり、その発祥は今から2000年以上前のフィンランド。
もともとは、煙を室内に充満させるスモークサウナと呼ばれるもので、肉を燻製にしたり、貯蔵庫として利用されていたのですが、いつしか沐浴する場所になったといわれています。現代でも一家に1台あるとも言われており、白夜の夏と寒さ厳しい冬の太陽の恩恵の少ないフィンランドだからこそ生まれた方法なのかもしれませんね。
そんなフィンランド発祥のサウナですが、日本では1964年の東京オリンピックの選手村にサウナが設置されたことをきっかけに第一次ブームが到来し、のちの1990年代には健康センターやスーパー銭湯の人気に伴い第二次ブームの到来。そうして2019年頃から、サウナを題材にしたネプチューン原田泰造さん主演の
テレビドラマやマンガ、サウナを利用するSNSなどがきっかけとなって第三次ブームが到来したといわれているのです。
おじさん的なネガティブなイメージなサウナも、その魅力を分かりやすく紹介してくれたことや、充実した施設やアウトドアサウナなどが増えたことにより、サウナに興味を持つ人が増えたのかもしれませんね。そこで今回はそんなサウナの魅力と得られる効果、そしてサウナの正しい入り方と注意点についてお伝えします。サウナ未経験の方もそうでない方もサウナの魅力を知って、よりサウナを楽しんでみましょう。
健康効果抜群?!サウナの魅力とその効果
さて、冒頭でもお伝えしたように、サウナといえば「おじさんが入るイメージ」「暑くて息苦しい」などのネガティブなイメージが強いものですが、実はサウナに慣れると
サウナでしか得られない心地よさを得ることができるのです。
サウナの基本的な入り方は「サウナで温まる→水風呂で冷やす→休む」のワンセットになるのですが、温冷浴により血流や自立神経が刺激されてメンタルは安定しやすくなり、
じんわりとした心地よさで心身ともに満たされるのです。
また、新陳代謝アップで驚くほど肌がキレイになったり、疲労回復、安眠効果など健康に関する効果は抜群なのですが、実はサウナにはいくつかの種類があり、その効果もそれぞれ異なります。ここでは大きく分けた乾式と湿式についてとその効果について見ていきましょう。
乾式(ドライ)サウナ
昔からある一般的なサウナといえば、空気がカラカラに乾燥した高温低湿タイプです。湿度は10%程度で、温度は約80℃〜100℃に設定されていることが一般的。しっかりと温まり、汗がかけるとして人気の定番サウナです。
なお、乾式サウナは短時間で血行が促進されるため、肩こり・腰痛、疲労回復や痩身、リフレッシュなど、心身ともに効果的とされています。
湿式サウナ
乾式サウナの反対となり、スチームサウナやミストサウナなど湿度が高いタイプです。湿度は約100%、温度は40℃〜60℃と低めに設定されており、乾式サウナよりも身体への負担が低いでしょう。ただし、湿度が高いためにドライサウナより熱く感じることもありますので、のぼせないようにしましょう。
なお、湿式サウナは湿度が高いために乾燥から肌や髪を守りながらサウナを楽しめ、温度が低いことにより副交感神経が優位になるため、心身ともにリラックスさせる効果があります。
この他には、乾式サウナと湿式サウナの中間に位置する温度が約80℃で湿度は15℃〜20℃のフィンランド式サウナや遠赤外線の効果を期待できる遠赤外線サウナ、全身に塩を塗って入る塩サウナなどがあります。
【サウナの心得】正しい入り方と注意点
サウナの入り方としては、温度の低いサウナ室にゆっくり入る「低温浴」や、高温のサウナに短時間入る「高温短時間浴」などがありますが、ここでは一般的な「サウナ室→水風呂→休憩」といったサウナと水風呂を繰り返す「温冷交代浴」に休憩を入れた方法をご紹介します。
基本的な「サウナ室→水風呂→休憩」の入り方
1、まずは水分補給
サウナ室に入ることで大量の汗をかきます。そのため、途中の水分補給だけでなく、事前に水分をしっかりと摂っておくことが大切です。
2、体の汚れを落とし、シャワーやお風呂で軽く体を温める
サウナ室は体をきれいにして入るということがマナーです。そのため、しっかりと頭や体を洗って汚れを落としましょう。また、高温のサウナ室では血圧の急上昇を招く可能性があるため、サウナ室に入る前には体を温めましょう。
3、体をよく拭いてからサウナ室へ入る
体についた水分を拭くことにより、発汗効果が高まるため、より汗が出やすくなります。目安としては5分から~10分ぐらい。
なお、座席が階段状の場合には上段にいくほど温度が高くなりますので、初心者であれば下の段から始めるとよいでしょう。
4、サウナ室から出て、シャワーで汗を流す
一旦サウナ室から出たら、シャワーや掛け湯など汗を流しましょう。サウナ室からそのまま水風呂や湯船に入るのはNGです。
5、水風呂や冷水シャワーでクールダウン
汗を流したら水風呂に入ったり、冷水シャワーでクールダウンしましょう。冷たいと感じる程度の30℃くらいのぬるま湯でも大丈夫です。
6、水分補給し、休憩する
体の水滴を拭き取り、水分補給したらイスやベンチに座ってリラックスしましょう。10分程度休憩時間を取ることにより、小さな悩みや日頃のイライラから解放されるとも言われています。
7、再び3~6を2~3回繰り返す
3~6を1セットとして、これを2~3回繰り返します。
サウナに慣れるまでは1回で終わらせてもOKです。自分の体調と相談しながら行いましょう。
サウナに入る時の注意点
健康効果を期待できるサウナですが、一歩間違えば体に大きな負担をかけてしまうことになりますので、注意すべき点がいくつかあります。
- こまめに水分補給をする
- 入る時間は5~10分を目安にする
- 体の調子が悪いときは避ける
- ヒートショックに注意する
- 高血圧、心臓疾患など持病がある場合には医師に相談する
- 飲酒しながら、飲酒後はサウナに入らない
- 妊娠中はサウナに入らない
サウナは汗をたくさんかくため脱水症状になりやすいです。
頭痛やめまい、吐き気などを感じてしまった場合にはすぐに休憩をとりましょう。
いかがでしたか。
今回は心身共にリセットできる人気のサウナの魅力と注意点についてお伝えしました。
健康維持や美容のために、ぜひサウナを楽しんでくださいね。みんなが気持ち良くサウナを利用するために、マナーを守りましょう。