デザイン初心者だってかっこいいTシャツを作りたい!
自分だけのオリジナルTシャツを作りたい!
けど、デザインの心得がないし、色々と自信がないと考えている方は多いはず。
今回は、そんな方のためにデザイン作成のコツやポイントを色々とご紹介していきます!
オリジナルTシャツの制作においては、
1、プリントしたいデザインを作る
2、デザインに調和する文字フォントを選ぶ
3、ボディの色とデザインの配色を考える
といった作業が必要となりますが、第一段階であるデザイン制作で既に躓いてしまうケースは、決して珍しいことではありません。今回は、そんな初心者でも簡単に作業が進められるオリジナルのデザイン制作の進め方を伝授していきます。
まずはじめに
デザイン制作と考えてしまうと専門的な感じがして、途端にハードルが上がってしまうもの。
何かすごいことをやらないといけないなんて思ってしまいますよね。
でも、カタく考える必要はないんです。
デザインとはシンプルに図案のこと
つまり、そのものが素敵に見えるように計画すること。
これ、例えば年賀状なんかだと、みんな無意識にやっていますよね。
文字とイラストがあったら、イラストの下に文字を置くとか、
どこに置いたら素敵に見えるか?を自然に考えているはず
仮に雑誌の紙面などは、見出しや本文、写真にイラストといったページを構成する要素要素がたくさんありますが、それら要素をそのページで表現しなくてはならないテーマに沿って、見やすく、分かりやすく配置するなるとやはりプロのデザインの技が必要になってきます。でも、
Tシャツのデザイン制作には多くの要素が必要なわけではありません。
もし、すでに使うべきロゴやイラストがある場合は話は簡単です。
先ほどの年賀状同様、それらをお好みに合わせて好きな場所に配置すれば、それでもう立派なオリジナルTシャツのデザインが出来上がります。
・でも、それだけではやっぱりつまらない……
・せっかく作るのなら、もうひとひねりを加えたい
・もっと洗練されたカッコいいデザインに仕上げたい
それが本格的なデザインのはじまりなのです。
というわけで、次項では初心者でも気軽にできるデザイン作成のコツやポイントををお伝えしていきます!
▼過去記事
初心者でも簡単!おしゃれなモノクロフォトTシャツを作ってみよう
ボディのカラーや印刷方式を考慮すればデザインが生きてくる
オリジナルプリントのTシャツのプリント方法には、大きく分けると
・インクジェットプリント
・シルクスクリーンプリント
の二つの方法があるのですが、このうちのインクジェットプリントは、型となる版が不要なので、1枚からでも格安でプリントできるのでコスト的にもお手軽です。インクジェットプリントは、家庭用のカラープリンターと同じ方式なので、フルカラー写真などの細かな色合いのプリントに向いており、
お手持ちの写真+キャッチフレーズ
というようなデザインを簡単に作ることができます。
まぁ、ちょっとキャッチフレーズに日本語は冴えないかもしれませんので、簡単な英文でしたら、過去記事「▼Tシャツのデザインにも映えるそのまま使える英語フレーズ」なんかも参考にしてみてください。
写真と一緒に添えるだけで「立派なデザイン」になります。
単体で映える写真がない・・・
という方は、前回記事「▼アプリで撮ったデコ写真をオリジナルtシャツに!デコ写Tシャツの作り方」などを参考に、複数枚の写真をコラージュしたりすると、一気にデザイン性が高まります。
一方、シルクスクリーンプリントは版を作る印刷方式で、ひとつの版につき1色のインクで刷ります。
2色、3色と色数を増やしていけますが、そのぶん版代が掛かるのが難点と言えば難点。ただし、制作枚数が多いほどインクジェットよりプリント単価が安くなってくるので、大量生産に向いたプリント方法です。
シルクスクリーンプリントにおいては、インクジェットとは異なり、写真などの細かなデザインより、シンプルなイラストや、色数が少なくかっちりとしたデザインに向いた印刷方法となるので、ロゴや文字、ゼッケンなどのプリントに向いていますが、既成概念にとらわれず思いのままデザインしてみて欲しいところ。
・動物のシルエット+キャッチコピー
・オリジナルロゴ+スローガン
・デザインされた漢字フォントのみ
などの組み合わせなら、簡単にそれらしいデザインに仕上げることができるでしょう。
オリジナルTシャツのデザインで失敗しないコツ?
上記で、雑誌の紙面などのデザインは要素がいっぱいあるからプロの技が必要とお伝えしました。
料理なんかもそうですが、材料が多いと、下ごしらえの手間も増え、最終的な味付けの手間も増えていきますよね。
デザインも同じで、要素が増えるほど、それぞれの大きさや色みのバランスをとったり、配置する場所を決めたり、そのうちに、
この模様、そもそも必要?
などと悩んでしまうこともあります。
なので、初心者が上手にデザインを仕上げるポイントは、
要素を絞ることです
これは、デザインに使う色数にも当てはまります。
使う色数は、できれば3色以内におさめると、かなりデザインがスタイリッシュにまとまってくれます。
同系色、反対色など、色の組み合わせ方法には色々な手法がありますので、過去記事「▼色見本で比較するボディ色とプリントカラーの組み合わせ(2色プリント編)」なども良かったら参考にしてみてくださいね!
上述のとおり、デザインを構成する要素を絞ることで、それぞれの要素の配置パターンの選択肢も絞られてきます。前項でも述べましたように、デザインの主役となるキャラクターと、それを補完する文字の2つなら、それら要素のレイアウトパターンも限られてきますが、
要素が多いほどレイアウトのパターンも複雑化
してくるため、まとまりがつかなくなってくる傾向にあります。
オリジナルTシャツを初めて作る方ほど、あれもこれも要素を盛り込みたくなるものですが、シンプルなデザインほど洗練されてカッコいい!と、最終的に気付くまでは多少の時間は掛かるもの。
デザインの構成要素も色数も絞り込む
というのが、簡単かつ完成度の高いオリジナルTシャツ制作のポイントだということを覚えておいてください。