色の組み合わせがとても重要なオリジナルTシャツ!
オリジナルTシャツを作成するにあたり、デザインと同様に悩んでしまうのが配色。
特に、Tシャツ自体のボディ色に合わせて、デザインをどのように配色すれば良いのか?という点については、プロのデザイナーでも悩ましい問題です。
オリジナルTシャツ制作での最もスタンダードなプリント方法であるシルクスクリーン印刷は、インクの色がハッキリ出る存在感のある表現が可能で、インクジェットにはできないカッコイイ仕上がりになりますが、
今回ご紹介するのは2色刷り!
1色毎に版を作る必要があるため、色が増えると制作工程が増しますが、1色プリントに比べて2色では、表現できることの幅が広がるので、ぜひトライしてもらいたいです!
「チームカラーの赤でTシャツを作りたい」
「やっぱ黒がかっこいいよね」
など、作りたいTシャツの色が決まっている場合は別として、オリジナルTシャツ作成サイトの商品ページでボディの色がずらりと並んでいるのを見て
「どの色のTシャツにしたら良いか分からない!」
となってしまう方は多いのでは。
いや、普通なってしまいます。少なくともスタッフBはそうです……いまだに悩みます。
ボディの色が白や黒などの定番はさておき、ちょっと冒険してカラフルなボディに2色の効果的なカラーを選ぼうとすると、組み合わせはもはや無限。
そんな、収拾つかなくなってしまいそうなときに活躍してくれるのが「色見本」です。
色見本はもともとデザイナーが印刷屋さんに自分の使いたい色のイメージを伝えるためにあるもの。膨大な色から色を組み合わせるのはかなりハードルが高いですが、配色の技法に則って色見本を置いてみるとしっくりくる色が分かるため、色の組み合わせを選ぶのに最適なツールなんですよ。
3色の配色技法には
・色相環を三等分した位置にある配色デザインの「トライアド」
・補色の両隣りの色を使った配色デザインの「スプリットコンプリメンタリー」
・基調となるカラーと対照的な色を少量加えるアクセントカラーの配色技法
などがあり、このうちのどれかの当てはまるカラーを選べば、おしゃれなデザインになる配色になります。次の項目では、
ボディ色+2色プリントの計3色の配色パターン
をご紹介していきますので、色選びで悩んだ際の参考にしてみてくださいね。
配色技法に則った3色の配色パターン
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ボディカラー:ネイビー
プリントカラー:グレー、アイスランド・ブルー
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ボディカラー:ピンク
プリントカラー:ホワイト、グレー
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ボディカラー:イエロー
プリントカラー:レッド、ブラック
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ボディカラー:ベージュ
プリントカラー:ホワイト、ブラウン
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ボディカラー:レッド
プリントカラー:イエロー、グリーン
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ボディカラー:ホワイト
プリントカラー:グリーン、オレンジ
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ボディカラー:カーキ
プリントカラー:ブラック、ホワイト
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ボディカラー:ホワイト
プリントカラー:レッド、ブルー
■配色を生かすデザインにおすすめのTシャツ
・豊富なカラー展開、レギュラーシルエットの定番Tシャツ
00085-CVT ヘビーウェイトTシャツ
・ハイクオリティーで安価!
5001-01 5.6オンス ハイクォリティーTシャツ
ボディ色とプリントカラー2色の組み合わせ(まとめ)
いかがでしたか?
今回は配色技法に基づいてスタッフBが考えた3色配色パターンをご紹介しました。
なお、WEB上には配色の参考になる色見本のツールが沢山ありますので、それを使えば誰でもカンタンに色の組み合わせを検討できますよ。実際のインクの色ではなく、あくまでイメージですが、配色がどんな印象になるか知るにはとっても役立ちます。
また、Tplantではインク色選びに悩んだ時のために「プリントカラーシミュレーター」も用意しています。
誰もが心地よい色の組み合わせや「斬新」と思う組み合わせは本能的にあるもので、色見本がなくても好き嫌いで選べるものではありますが、好き嫌いだけで選んでしまうと「トホホ」な仕上がりになってしまうことは多々あるもの。
そこで、失敗が少なくなる、経験によって編み出された「これはこうなる」という理論が登場するわけですが……。専門的な勉強をした方なら理論として知っていることを、手軽に利用できるというのはほんとにありがたいですよね。
色見本の段階なら色々なパターンをいくらでも試せますから、ぜひ色々トライして、お気に入りの組み合わせを見つけてください!
【Tplantオススメの配色ツール】
・COLOR SUPPLY
https://colorsupplyyy.com/app
・Random Material Palette Generator
https://www.threebu.it/random-material-palette/
・配色パターン見本40選:ベストな色の組み合わせを探せるツール
https://saruwakakun.com/design/gallery/palette
あ、そうそう!
画面で見ている色はそれぞれの環境で違いますし、Tシャツの印刷に使えるインクはWEB上で示された色見本のすべての色があるわけではありません。さらに、画面上で見ている色はRGBという発色方法で、実際Tシャツにインクで刷った時の発色とは違いますので、出来上がりがイメージと違うなんてこともありますのでご承知おきくださいね。
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