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ヴィンテージパーカー・スウェット着こなし術

古着コーデを楽しもう!ヴィンテージスウェット着こなし術

Staff B / 2022年11月18日

ヴィンテージスウェットの奥深さに注目!

古着アイテムの中でも最も人気があるヴィンテージスウェット。
ヴィンテージのトレーナーやパーカーは、アメカジファンやミリカジファンにとって外せないアイテムのひとつであり、古着コーデを楽しんでいる人ならお気に入りの大切な一着をお持ちの人も多いのではありませんか。

 

チャンピオン (Champion)のリバースウィーブをはじめ、スポーツウェア由来のブランドやキャラクターもの、学校名が入ったカレッジ系などさまざまあり、価格は数千円から数十万円とピンからキリまでヴィンテージマニアならではの高価な取引がされているのです。

 

価値の高いヴィンテージスウェットと呼ばれるものは、これまでは「1980年代までに作れられたもの」とされていましたが、1990年代ものもすでに30年の歳月が経過しており流通量も減ってきているので、ヴィンテージとしてカテゴライズしているように伺えます。

 

とはいっても、ヴィンテージのスウェットやパーカーってなにが良いの…?、なんで何十万もするの?と思う人もいるかと思いますが、現在ではあまり見ることのできない素材やデザインはもちろん、

 

裾・袖口のリブ加工やラグランスリーブなどのディテール
プリント位置やプリント手法の違い

 

などなど、年代によっての違いもありますし、

 

同一商品でも同じ経年変化は二つとして存在しない

 

ことがヴィンテージの面白みといえるでしょう。
日焼けしてしまった独特の色味のネイビーカラーは古着市場で「ナス紺」と呼ばれていたり、適度なダメージ感が付加価値を生んでいるのです。

 

さらには、ビッグサイズの古着の袖やボディをカットしリメイクされたものがあったりと、奥が深すぎる世界なんですね。ていねいな縫製や技法で仕立てられているからこそ、数十年経った現在でも着用できるレアなアイテム。

 

そこで今回は、そんな奥深きヴィンテージスウェットのトレーナーやパーカーの魅力とその着こなし術についてお伝えします。

 

ヴィンテージスウェットは、骨太なアメカジやミリカジが一点投下で決まっちゃう便利なアイテム。もちろん今風に大きいサイズをゆるっとラフに着ても、ジャストサイズできちんと着てもオシャレにキマるので、分かる人にはわかる古着コーデをぜひ楽しんでみてください。

 

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ヴィンテージスウェットのディテールとプリント手法について

ヴィンテージスウェットを語る上で欠かせないのが、アメリカンスポーツウェアブランド 「チャンピオン(Champion)」。チャンピオンがあるからこそ、スウェット生地のトレーナーやパーカーが存在しているといっても過言ではないくらい、スウェットアイテムのパイオニアとして業界を牽引してきた立役者。

 

チャンピオンのトレーナーといえばグレーのワンポイントやロゴプリントが定番ですが、今から約100年前の1920年代には米軍の訓練用ウェアや大学のスポーツウェアとして当時の若者のマストハブアイテムだったとか…。

 

「USMA」とプリンされているこちらは1980年代のアメリカ陸軍士官学校のもの。首元の通称「前Vガゼット」は1960年代頃まで見られるヴィンテージ特有のディテールなのですが、1980年代頃のUSMA用にだけは前Vガゼットが施されていたりするのです。

 

また、「リバースウィーブ(Reverse Weave)」と呼ばれるチャンピオン独自製法は、「キング・オブ・スウェットシャツ」と称されるほどのアイテム。

 

なにがすごいのかって、スウェットの弱点である縮みやすさを防ぐために1930年代にチャンピオンが独自開発した製法方法で、縦に使われる生地を横方向に使い、サイド部分をリブ加工にすることで横方向への縮み対策も講じられた、縮みにくく型崩れしにくい最強スウェットなのです。

 

この他にも、肩部分ディテールや裾・袖口リブの長さ、カレッジロゴの加工方法など年代を見分けることができるのです。

 

セットインスリーブ:1940年代以降
フリーダムスリーブ:1940〜1950年代
ラグランスリーブ:1960年代
裾や袖口リブの長さが10cm以上:1940年代

 

プリント技術がなかった1930~1940年代にはフェルト地をカットして縫い付けられ、その後1940年代以降には水性インクを使った「染み込みプリント」やフェルトのような素材が生地に圧着される「フロッキープリント」、1970年代以降にはゴム樹脂を使った「油性ラバープリント」というように、時代の変化と共に加工技術も発展していったのです。

 

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ヴィンテージスウェットの着こなし実例

ここからはヴィンテージスウェットの古着コーデを見ていきましょう!
ヴィンテージスウェットは、実際に着てみると着丈が短かったり、アームが太すぎたりとファッションに取り入れ辛いと感じる人もいるかもしれませんが、実例を参考にオリジナルなコーデを楽しんでみてください。

 

《ヴィンテージスウェット×チノパン》

オーバーサイズな着こなしの90年代ファッションを意識したコーディネート。秋冬にオススメな落ち着いた配色で、アメカジ大人カジュアルとしても好感度を持てるヴィンテージスタイルです。

 

《ヴィンテージスウェット×ミリタリーパンツ》

袖口にチャンピオンのワンポイントが目を引く、無地のトレーナーと軍パンのミリタリーコーデ。
自然体で飾らない印象が男らしさと無骨さを演出しています。

 

《ヴィンテージスウェット×ショートパンツ》

ショートパンツで爽やかな印象の春先に楽しみたいコーディネートですね。
オーバーサイズのトップスですが、ショートパンツを合わせることによりスッキリとした印象に仕上がっています。

 

《ヴィンテージスウェット×フレアスカート》

スカートにスポーツブランドのスウェットを合わせれば、一気にスポーティーな印象に。
ヴィンテージスウェットならではの色褪せ感がマッチしています。

 

《ヴィンテージスウェット×ブラウス》

スウェットのインナーにブラウスを着るだけでガーリーな仕上がりに!
チェックのスカートに合わせて、ヴィンテージならではの古着コーデですね。

 

このようにヴィンテージスウェットの着こなしは幅が広いので、デニムに合わせたてアメカジに仕上げたり、タイトなシルエットで品を感じさせる大人カジュアルに仕上げたりとアレンジが自由自在です。お気に入りのヴィンテージスウェットで古着コーデをオシャレの楽しんでくださいね。

 

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Staff B
Staff B

オシャレとお酒に目がない意識高い系アラフォー女子。人一倍こだわりが強く妥協が許せない性格。お給料の大半を洋服やコスメといったドレスアップに浪費するも、最近は着飾って出掛けるところがないのが最大の悩み。リモートワークを邪魔してくる愛猫との縄張り争いが耐えない毎日を過ごす。