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これも踏切?!海外からも注目される激レア踏切から絶景踏切まで

これも踏切?!海外からも注目される激レア踏切から絶景踏切まで

Staff B / 2023年9月7日

消滅も時間の問題?~徐々に消えつつある「踏切」の魅力

みなさん、こんにちは!
スタッフbです。

 

気付けば夏の行楽シーズンもあっという間の出来事になってしまいましたが、皆さんはこの短いお盆休みを存分に満喫できましたでしょうか?

 

2023年の夏は例年になく酷暑に見舞われておりますので、特にマリンスポーツや川遊びなどのウォーターレジャーが大盛況のようですが、

 

歳を取ると肌の露出はキツイ・・・

 

というのが本音で、年齢と共に「水辺には近づかなくなる」という方も多いのではないでしょうか?

 

やっぱり夏は山でしょ!?

 

と自虐的、かつ開き直りの部分もありますが、スタッフbは基本的にドライブ好きなので、クーラーの効いた車内から山や海の景色を眺めるというのが、一番の癒しなのかもしれません(苦笑)。

 

さて、唐突ですが今回のテーマは「踏切」です。
車を運転する方なら、誰でも一度は通っている踏切は、何と言っても

 

一時停止違反を警戒するポイントのひとつ!

 

って、オイオイ・・・
そんなお話ではなく、これまで当ブログで紹介してきた橋や水門、高速道路のジャンクションといった人工建造物シリーズの第4弾となるのが「踏切」です。

 

踏切って、言わずと知れた電車との交差点であり、朝のラッシュ時間帯には開かずの踏切があったり、踏切事故などで電車が遅延したりと、実はあまり良いイメージを持っていない人が多いのが実情かもしれません。

 

鉄道の沿線に住んでいる方なら、信号機と同様に踏切が当たり前すぎて特に意識することもないかもしれませんが、実は最近この踏切が注目されつつあるのです。

 

その理由がこれ!

 

  

神奈川県にお住まいの方なら知っているかもしれませんが、江ノ島電鉄の「鎌倉高校前駅・1号踏切」ですが、こちらの踏切が人気アニメ「SLAM DUNK」(スラムダンク)のオープニングで使われており、それが中国を中心とした海外で大バズリ。

 

外国人観光客の観光スポットの聖地

 

として人気となっているのです。

もちろん踏切だけのお話ではなく、バックに見える海とか江ノ島電鉄(通称江ノ電)のレトロな雰囲気が相まっての相乗効果ではありますが、ここで注目されたのをきっかけに

 

踏切の魅力に迫る踏切マニアが増加中!

 

というのが背景にあるのです。電車の軌道と車の道路との交差点に存在するのが踏切ですが、上述のとおり開かずの踏切問題であったり、電車と車の衝突事故などを背景にその数は年々減少傾向。さらに、現行の道路法等では「踏切を新たに設置することは認められていない」そうで、まさに減少するしか選択肢がないという状況。

 

東京都心の中心路線であるJR山手線には

 

残すところ1箇所のみ!(第二中里踏切)

 

しかも数年後には廃止予定とのことで、踏切の多くは立体交差に置き換わってきているのです。もちろん、都心部の踏切が一斉になくなる訳ではありませんが、廃止の傾向があるのは事実なので、言うなれば鎌倉高校前駅・1号踏切のような

 

魅力的な踏切もいずれ廃止になってしまう可能性

 

ということで、いまのうちにシャッターに収めておこうという写真好きの方はもちろん、全国の魅力的な踏切、珍しい踏切を見ておこうという人が増えつつあるのです。

 

実は、皆さんがよく見ている・よく通っている踏切って、踏切の種類で言えばほんのごく一部だったりするので、今回はそんな全国の魅力的な踏切、珍しい踏切を色々とご紹介していきます。なかには、

 

これまでの常識と認識を覆す度肝を抜くような踏切

 

も登場しますので、ぜひ最後までご覧ください!

 

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実はこれも踏切!?全国各地の魅力的な「踏切」あれこれ

さて、まず始めに踏切好きをアピールするなら、最低限知っておきたい基礎知識が

 

踏切の種類

 

でしょう。踏切には、以下のような種別があり

 

第1種踏切:自動警報機と自動遮断機が設置された普通の踏切
※第1種には「甲乙」があり、甲は完全自動、乙が一部手動


 

第2種踏切:一部の時間帯のみ踏切保安係が操作する踏切
※第2種踏切は既に国内には存在しないようです。

 

第3種踏切:自動警報機のみで自動遮断機がない踏切

 

第4種踏切:自動警報機も自動遮断機もない踏切

 

都心部のほとんどの踏切が第1種(甲)踏切になります。

 

電車の本数も交通量も増えた現代社会においては、第2種踏切はすでに廃止されておりますが、地方の田舎などにはまだ第3種・第4種踏切も存在し、冒頭で取り上げた神奈川県の江ノ電においては、今でも第3種・第4種踏切が普通に使われています。

 

第4種踏切においては、一部で周辺住民によって勝手に作られた踏切などもあるようですが、基本的にローカル路線ほど第3種・第4種踏切が多く、電車の速度が速かったり、交通量の多い場所のほとんどが第1種踏切という形になります。

 

もちろん、普段から都心部にお住まいの方の多くは

 

非日常的な第3種・第4種踏切に魅力を感じる

 

という傾向にありますが、踏切の構造や周辺の風景、カンカンという踏切ならではの自動警報機の音なども含め、その魅力の感じ方は様々なようです。

 

Youtubeなどの動画共有サイトでも多くの特徴的な踏切や変わった踏切が紹介されているので、ぜひ参考にしていただきたいのですが、やはりいざ色々と調べてみると全国には数多くの魅力的な「踏切」がたくさんあるので、記事内では紹介しきれませんが、スタッフb厳選の魅力的な踏切をご紹介します。

 

■新幹線を間近で見れる唯一の踏切【西伊場第1踏切】

静岡県浜松市にある新幹線唯一の踏切。
もちろん営業路線ではなく、JR東海浜松工場への引き込み線の途中にある踏切。
走行している東海道新幹線を目前でみることができるのが魅力ですが、踏切が開くまで3分以上待たされる。

 

■踏切は電車とは限らない!バスが通過する踏切【佐野街道踏切】

これまでの常識を根底から覆す!
踏切を通過するのが鉄道ではなくバス、という目を疑うような光景を目にすることができるのが気仙沼線BRT・大船渡線BRT(バス高速輸送システム)。遮断棒のない第3種踏切で、併設された電車も通過しますが、バス単体の通過時も自動警報機が鳴る日本で唯一の踏切。

 

■地下鉄に踏切?ビルに吸い込まれる銀座線【上野検車区踏切】

地下鉄に踏切というシチュエーション自体が「謎」な踏切!
東京メトロ銀座線の上野駅周辺にある日本で唯一の地下鉄の踏切で、もちろん営業路線ではありませんが、検車区に入る銀座線車両を路上から見ることができます。踏切の遮断棒はもちろん、線路側にも鉄格子があり、車両が通るときだけその鉄格子が自動で開閉される仕組み。銀座線がビルのなかに吸い込まれるような光景もまた味があります。

 

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四季折々で多彩な表情が見れる~映え踏切スポット3選

これまで、踏切の基礎知識や全国にある珍しい踏切などをご紹介しましたが、やはり踏切の楽しみ方は人それぞれ。もちろん鉄道好きな方は鉄道車輛がメインで、踏切はあくまでサブ要素ということになるかもしれませんが、

 

踏切自体もまた四季折々で様々な表情を見せる

 

ということも意識したいところ。

 

冒頭でご紹介した江ノ電の鎌倉高校前駅・1号踏切の写真は、「いかにも夏らしさ」が感じられる1枚でありますが、これが夕暮れ時や夜明け時などではまた、まったく違った表情を見せますし、冬の季節であれば澄んだ青空が広がった素敵な一枚にもなるんです。

 

そこで、四季を感じさせる風景として幾つかのオススメ構図をご紹介します。
もちろん、下記でご紹介する以外にも魅力的な踏切スポットは数多く存在しますし、風景以外でも違った表情が見れる踏切があるかもしれませんので、全国各地の踏切を巡ってみても面白いかもしれません。

 

 

四季の定番と言えば桜。
ローカルな雰囲気の踏切と満開の桜が見事に融合されています。
滋賀県彦根にある日本三大弁財天の一つ「大洞(おおほら)弁財天」の鳥居がJR琵琶湖線の踏切と直結しているという非常に珍しい構図が人気のポイントです。

 

 

こちらも四季を感じさせる菜の花畑と踏切の構図。
こちらは千葉県のいすみ鉄道・第二五之町踏切で、夜間は踏切と星空しか見えないと言われる満天の星空で有名なスポット。昼夜通してローカルな踏切を満喫することができるでしょう。

 


富山県高岡市、JR氷見線の雨晴(あまはらし)駅前にある富山湾に面した踏切。
目の前は義経岩で有名な雨晴海岸が広がり、観光スポットとしても人気。冬になると一面が銀世界となり、雪国ならではの静けさも魅力的。夏と冬で別の場所に来たような錯覚になるそう。

 

いかがでしたか?!

踏切は、電車が来て警報機が鳴ってなんぼと思っていましたが、こうした写真や雰囲気をイメージすると、逆に電車は来ないで欲しい・・・なんて思ってしまうほど、田舎の雰囲気と小さな踏切が見事に融合され心地よさを感じます。

 

こんな感じで、踏切の意外な楽しみ方、探せばまだまだあるかもしれません。

 

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Staff B
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オシャレとお酒に目がない意識高い系アラフォー女子。人一倍こだわりが強く妥協が許せない性格。お給料の大半を洋服やコスメといったドレスアップに浪費するも、最近は着飾って出掛けるところがないのが最大の悩み。リモートワークを邪魔してくる愛猫との縄張り争いが耐えない毎日を過ごす。