収納が足りてない?収まりきらない冬服はどうすべき?
朝晩は冷え込むものの、日中は汗ばむような春の陽気になったりと、寒暖の差の激しさが増してきたように感じますが、みなさんはいかがお過ごしですか?
最高気温が15~20℃くらいになってくると日中は冬物のウールコートやダウンコートだと暑く感じるので、薄手のカットソーや羽織のカーディガンなどの春物アイテムの出番ですね。
春の陽気に誘われて、装いも一新してお出かけしたくなりますが、
春物アイテムを使うようになると困るのがクローゼットなどの収納スペース…。
クローゼットなどにはこれまで活躍していたニットやコートなどで溢れかえっていて、春物を出すスペースがない…というのはよくある話。どうしてもかさばってしまう
厚手のコートやダウンジャケットはどう収納すればいいの?
と悩んでしまいがちですが、オフシーズンであれば
クローゼットに吊るすのではなく、圧縮袋を活用したり、畳んで収納ボックスに入れるのもひとつの方法です。
とはいっても、圧縮袋や収納ボックスを使うと型崩れやシワ、折り目が心配かと思いますが、折り方や圧縮袋の使い方を少し工夫するだけでずいぶんと違ってくるものなのです。
そこで今回は、そんなかさばりがちな冬服の収納方法についてお伝えします。衣替え時にも便利なので、クローゼットに収まらないー!、これ以上収納できない…!、とお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
冬物を収納する前にすべきこと
冬物はどうしてもかさばってしまいますが、収納する前にすべきことがあります。
それは、着なくなった衣類を手放すこと。
というのも、毎年新しい衣類を購入するのであれば、衣類は増える一方で収納スペースは衣類で溢れてしまうもの。
「ギュッと寄せればなんとか入るから大丈夫」というようなのは絶対にNG!
クローゼットも引き出しも詰め込めば詰め込むほどシワがよりますし、衣類に穴をあける害虫やカビが発生しやすい環境になってしまうのです。そのため、衣類の詰めすぎを防ぐためにも着なくなった衣類は手放す必要があるのです。
- 昨シーズンは一度も着用しなかった
- サイズが合わなくなった
- 大量の毛玉やシミなどが気になる
などを基準に手元にある衣類を見直してみましょう。
手放すことを躊躇ってしまう場合には、過去記事「サイズアウトした子供服はどう手放す?家庭でできるSDGsへの取り組み」を参考にしてみてください。一般ごみとして処分するのではなく、人にゆずったり寄付したりすることで、再び誰かの役に立ち、SDGsにも取り組むことができるのです。
なお、手放す必要がなく、収納スペースに困った場合には、クリーニング店の保管サービスを利用したり、トランクルームを借りたりして保管すると良いでしょう。
また、収納する前のケアもお忘れなく!
汚れたまま収納してしまうと、虫食いやカビ、変色などのトラブルの原因になりますので、ニットやセーターなどの一回着ただけでは洗わないアイテムやコート・ジャケットなどはクリーニングに出したり、自宅でケアすることをオススメします。
おしゃれ着用洗剤を使ったり、消臭除菌スプレーをかけて陰干ししたりするだけでも、翌シーズンも気持ちよく着られるものです。
覚えておきたい!冬服をコンパクトに収納する方法
セーターやコートなどの厚手のアイテムは、コツさえ押さえればコンパクトに収納することができます。吊るしたほうがよいものと畳んでもよいものがあるので、ここではアイテムごとの収納方法をご紹介します。
ニット・セーター、パーカー・トレーナー
オンシーズンはハンガーにかけてクローゼットに収納していた場合もあるかと思いますが、長期間吊るしておくと伸びてしまったり、型崩れしてしまいますので、畳む収納がオススメです。畳み方は収納ケースの内寸の高さに合わせて同じ大きさになるように畳んだり、クルクル丸めるとコンパクトにより多くのアイテムを収納できます。
畳んだものは衣類ケースや引き出しに“立てて収納”しましょう。シワになりにくく、持っている服がひと目でわかり、取り出すのも容易です。なお、薄手のニットは折り畳むとシワが入りやすいのですが、間にタオルを挟むことにより隙間ができるので折りシワを軽減できます。
また、衣類のボリュームダウンしてくれる圧縮袋を使うのならば、衣類を詰め込み過ぎない、空気を抜きすぎないことに気をつけることで、シワを防ぐことができます。
コート
ウールやカシミヤなど天然繊維のコートは、木製のハンガーなどのように肩の部分に厚みがあるものにかけて、クローゼットの端にまとめて収納する方法がオススメです。
クリーニングから戻ってきたら、被せてあるビニールカバーは外してから収納してくださいね。クリーニング店のビニールカバーは、お客様の大切な衣服が傷つかないようにするためのものであり、通気性が低く、湿気がこもりやすいので外しましょう。
ダウンコート・ダウンジャケット
最もかさばる冬のアウターといえば、ダウンなどフワフワ素材のコートやジャケット。
ダウンや中綿系のアウターはそのフワフワさをボリュームダウンすることがコンパクト収納の要となりますので、畳んだ収納がオススメです。
畳み方はクルクルと丸めて、付属の袋や不織布の収納袋、もしくは使用済みのストッキングに入れるとコンパクトになります。
なお、圧縮袋はもっともコンパクトになりますが、ダウンの羽が折れたり、ダウンの羽が表の生地を突き破ったりしてしまう可能性があるので注意が必要です。圧縮袋を使用するならば、圧縮率は30%前後になるように空気を抜きすぎないようにしましょう。
いかがでしたか。今回はかさばる冬服の衣替え時に便利な収納方法をお伝えしました。
アイテムによって収納方法を変えることにより、限られた収納スペースを有効活用することができますので、ぜひ試してみてくださいね。