決して無縁ではない!〜洋上の動くホテル「豪華客船」の魅力
みなさん、こんにちは!
スタッフbです。
最近は、ガソリン価格も高止まりしてリッター200円弱。
満タンにして1万円オーバーなので、何かと家計が圧迫されているのが本音。ドライブ好きのスタッフbが所有する車は、プリウスでもテスラでもないので、実際のところドライブで遠出することも少なくなってきたような・・・
やっぱり遠出は電車とか飛行機が最高!
という方が多いかと思いますが、公共交通機関のなかでもうひとつジャンルがあるのを忘れていませんでしょうか?
そうなんです、船です!!!
恐らく多くの方は、大なり小なり移動手段としての船に乗ったことがあるかとは思いますが、最近はYoutubeなどの動画共有サイトなどの影響もあり、注目度が高まってきている交通機関が大型客船なのです。
大型客船ってセレブだけが乗れるアレでしょ?!
っというのが第一印象。
あと、リタイアした老齢のご夫婦が、世界一周旅行などで乗るような豪華客船でしょ?というイメージをお持ちかもしれませんが、実は日本国内には
思い立ったらすぐ乗れる大型客船が定期就航している
のです。
もちろん、大型客船=豪華客船という訳ではなく、定期就航している大型客船は、主に貨物のほか大型トラックなども乗り込める大型輸送を担うものも多いのですが、船内には数々のレストランや温泉施設、ゲームセンターなどのアミューズメントがあったりと、
豪華客船顔負けの施設や設備が整っている
といった点もまた大型客船の人気の秘訣になっているのです。
また、当然のことながら様々なタイプの客室も選べ、リーズナブルなドミトリータイプの客室から、豪華な広々とした個室タイプまで、一般的なホテルの客室と同じ感覚でタイプを選べるので、
旅の予算に対する柔軟性が高い乗り物
という点もメリットとして挙げられます。
たしかに新幹線なんかは距離に応じた一律料金だし(グリーン車などはありますが)、飛行機なんかも料金に対する選択肢はあまりないですよね。その点大型客船においては、乗船する距離はもちろんですが、客室タイプによって料金が大きく異なり、
決してセレブしか乗れないような料金設定ではない
のです。
でも、船での移動って時間が掛かりそう・・・
そうですね〜
移動手段としての船は、当然他の交通機関より数倍も時間を要してしまいますので、目的地に早く着きたいというより、船内空間を楽しみたい、洋上の豪華ホテルを満喫したいといった方向け。つまり、
時間や気持ちに余裕がある人に最適
そこにさらに資産があるならなおよし!っというのは冗談ですが、今回の記事では、そんな豪華客船の数々や豪華客船の雰囲気を堪能できる定期大型客船の魅力を余すとこなくご紹介していきます。
スタッフbにはまだ、大型客船の良さを理解するにはステータス不足なのかもしれませんが(汗)、その圧巻の存在感を目の当たりにして見ると、
乗ってみた〜い!!!
と多くの方が思うはずなので、もっと身近な交通機関として活用できるよう、大型客船の基礎から乗船ノウハウ、船内での楽しみ方などを色々とご紹介していきます。
日本の三大豪華客船と大型船クルーズが身近に楽しめる定期フェリー
大型船舶というと、車ごと乗船できるカーフェリーなどはイメージできるかもしれませんが、大型客船の多くは「豪華客船で行く世界一周クルーズ○○○○万円!」的な感じで、
どうもハードルが高いという印象が拭えないのも事実
実は日本にも豪華客船はいくつか就航しており、日本の三大豪華客船と言えば下記が挙げられます。
- ダイヤモンド・プリンセス
- 飛鳥Ⅱ
- にっぽん丸
- ぱしふぃっくびいなす(2022年12月運行終了)
豪華客船といっても、スタッフbのような平民からすれば、なかなかイメージができないのが本音ですが、例えばダイヤモンド・プリンセス号の基本スペックを見ると
乗客定員:2,706人
乗組員数:1,100人
と、約4,000人弱が乗船でき、かつ客室数も約1,350室と、有名どころの豪華ホテルをゆうに凌ぐほどのサイズ感なのです。
こう言われても全然ピンと来ない方は
16両編成の東海道新幹線の定員が約1,320名
と考えると、訳3倍近い人が乗り込むことができるほどの規模だということが想像できると思います。それにしても、乗客定員に対して乗組員の多さに驚きですが、それだけ上質なサービスを提供していることは容易に想像できるので、さすが豪華客船といった感じです。
映画「タイタニック」の現代版がまさにこれ!
船内には上質なレストランやバーがあるのはもちろん、船上プールがフィットネスジム、船によってはボーリング場まであったりもします。もちろん、ほとんどのサービスがツアー料金に含まれているのがほとんどですので、基本的に船内でお金を使わずに楽しむことができるのです。
写真は、停泊中のイタリア船籍の豪華客船「Costa Serena(コスタ セレーナ)」
これら豪華客船の多くは、定期運航ではなく旅行ツアーとして販売されるため、そのツアーの内容によっては必ずしも高額というわけではなく、3泊4日のクルーズで10〜20万円前後の現実的なツアーも多く組まれています。上記豪華客船の価格相場が、
概ね1泊料金の平均で5〜6万円
と言われていますので、例えば「新幹線+ホテル宿泊」とくらべたら、多少高く感じるかもしれませんが、実はちょっとだけ背伸びをすれば、洋上の豪華ホテルを堪能できるわけですので、まずは一度体験してみるというのも良いかと思います。(深みにはまっても自己責任でお願いします・・・)
これら豪華客船は、年に何度か就航する形となりますので、実際の就航スケジュールなどは公式サイトを参考にしていただきたいと思いますが、
ダイヤモンド・プリンセス
https://www.princesscruises.jp/
飛鳥クルーズ
https://www.asukacruise.co.jp/
にっぽん丸・クルーズ
https://www.nipponmaru.jp/cruise/
まずは大型客船クルーズの雰囲気や過ごし方を知りたい!
という方にとっては、各地で定期就航されている大型客船に乗船してみるのがオススメです。
実は意外と知られていないのですが、上記でご紹介した豪華客船に引けをとらないレベルの大型客船が各地で定期運航されており、豪華客船のようなサービスこそ提供されませんが、
大型船のデッキから見下ろす海や夕陽は最高!
これら定期就航の大型船は、ビジネス用途で乗船している人も多いので、
ホスピタリティもそれなりに充実
しており、仮に乗船時間が長かったとしても、船内で過ごす時間が充実し過ぎて「あっという間に目的地に着いてしまった」という方がほとんどのようです。そんな国内で定期就航している代表的な大型客船を幾つかご紹介いたします。
- 苫小牧〜敦賀/小樽〜舞鶴を就航する「はまなす・すずらん」
- 苫小牧〜仙台〜名古屋を就航する「いしかり・きそ・きたかみ」
- 東京〜大島〜新島エリアを航路する「橘丸・さるびあ丸」
- 関西〜九州・北海道を就航する「さんふらわあ」
- 苫小牧〜敦賀/小樽〜舞鶴を就航する「はまなす・すずらん」
- 東京〜四国〜北九州航路を就航する「フェリーびざん・しまんと」
大型客船というより、厳密には船による車の運搬ができるため、呼び名としては大型客船ではなく大型フェリーということが多いようですが、広義ではフェリーも客船となり、各フェリーの公式サイトでは、ちゃんと日々の時刻表まで掲載されています。
豪華客船ほどのサイズ感はなかったしても、定期就航されているフェリーもサイズ的にはとても大きいので、
豪華客船のような雰囲気を存分に堪能
することができるでしょう。
乗船したら、まずは最上階のデッキに出て、海風に吹かれて黄昏るのも良いかもしれません。
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豪華客船の醍醐味は時間を忘れること〜船内探索も人気コンテンツ
これまでの記事で「豪華客船の基本的な部分と魅力」をご紹介してきましたが、やはり
船旅の醍醐味は船内施設を使い倒すこと!
目的地に到着することを最終目標とするなら、船内で過ごす時間もまた旅の一環ではありますので、やはり食べれるものは食べる、使えるものは使う、遊べるものは遊ぶ!というのが基本的な考え方となります。
せっかく高いお金払って乗るなら元を取りたいw
スタッフbならではの貧乏性がもろ出しではありますが(汗)、大型客船に乗船した際のチェックポイントと楽しみ方について、幾つか確認してみましょう。
大型客船のチェックポイント
1,客室チェック・お風呂チェック
まず最初に、自身で予約したお部屋とお部屋からの眺望、お風呂の湯量や水圧を最初にチェックしましょう。乗船する船によっては、最初に室内で避難器具の説明や避難訓練が放送で行われることもありますので、こうした器具のチェックや避難経路などの確認もしておくのが鉄則です。
2,船内散策
船が動き出し、少し落ち着いたら船内散策をしてみましょう。
大型客船・大型フェリーの多くは多階層になっているので、全フロアを船首から船尾まで散策することで、船内施設の場所を把握することができることはもちろん、探検・冒険心をくすぐられるので、恐らく多くの方がウロウロしたくなるはずです(笑)
3,デッキからの眺望チェック
大型客船の醍醐味のひとつですね。
恐らく多くの方がタイタニックのポーズをして写真を撮影、SNSにアップするのではないかと思いますが、特に暖かい季節においては、海風がたいへん気持ちが良く解放感も抜群。天気が良い時は、朝陽や夕陽もとてもキレイに見えるので、明るいうちにデッキに出るようにしましょう。ちなみに夜はほとんど何も見えません・・・
4,レストランやバーなどの飲食関連チェック
豪華客船であれば、時間を気にすることなくレストランやバーを堪能することができますが、定期就航の大型客船などは、それほど大きな規模のレストランがなかったり、そもそもレストラン施設がなかったりする船もあります。ただし、食べ物はすべてレトルトの自販機だったりして、逆にそれがいい味を出したりします。深夜の時間帯ほど旨みが増すものです。
5,大浴場やジムなどの共用設備チェック
共用の大浴場や温泉施設などがある場合は、事前に営業時間だけを確認しておきましょう。
季節によって営業時間が変更になっていたりする場合もありますので、乗船ガイドだけでなく、必ず自分の眼で確認することがポイント。お風呂やジムだけでなく、マッサージチェアなどのリラクゼーション設備がある船などもあります。
6,ゲームセンターやカラオケなどの船内施設チェック
こちらはすべての船にある設備ではないかもしれませんし、関心のない方もいらっしゃるかもしれませんが、ご家族連れの長旅ともなるとアミューズメント施設はマストと言えるほど重宝します。豪華客船レベルですと、艦上プールやウォータースライダーまで用意されていたりますが、定期船ではそこまで期待できないため、船内アミューズメント設備は公式サイトなどで事前にチェックしておくと良いでしょう。
おすすめYouTube動画
昨今ではYoutubeなどである程度の雰囲気が味わえてしまうのも事実。
こうした動画共有サイトを見ることで
- 雰囲気掴めたから満足
- ますます乗船したくなった
双方の意見が聞かれそうな雰囲気ですが、スタッフbとしてはもちろん後者!
大型客船の探索雰囲気が掴めそうなオススメ動画を幾つかご紹介いたしますので、事前の情報収集や知識を高めるために活用してみてください。
スーツ 交通 / Suit Train
1人100万円コース! 豪華客船「飛鳥Ⅱ」和洋スイート個室で北海道へ【日本一周 船の旅 16日 横浜港〜函館港】
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【ジャンボフェリーあおい】全室見せます!新船で行く初夏の瀬戸内海クルーズ小豆島旅【高松→小豆島(泊)→神戸】
フェリー旅を中心に配信している船旅マスター。
中大規模のフェリーの船内の様子から客室、レストランまで、まるで乗船している気分になれるような動画を中心に船旅(主にフェリー)の魅力を発信しています。
いかがでしたでしょうか?
実は意外と多く定期便が就航しているフェリーに関しては、価格的にも乗船時間的にも、船旅初心者にとってちょうど良いところではありますので、まずはゆったりとした時間が流れる船の旅を体験してみる、そしてステップアップして
いつかは豪華客船で世界一周
を目標に、船旅の魅力への理解を深めていけると良いですね!