童心に帰れる?大人の社会科見学「水路探検の愉しみ方」
こんにちは!スタッフbです。
2023年も残すところあと僅か・・・
歳を重ねると1年なんてあっという間ではありますが、2023年もやり残しがないような1年で締めくくりたいものですね!スタッフbのやり残しは、基本遊びしかありませんが・・・
さて、先日からご紹介している大人の社会見学シリーズ。おかげ様で一定の反響をいただいている状況であり、特に水門や橋、ダムといった人工建造物の記事においては、皆さんの関心の高さがうかがえる状況ではあります。
都心に住む人に限った話ではありませんが、やはり現代社会における日々のストレスや疲れを解消するためには、大自然の緑に包まれたり、水辺で水の音に癒されたりと、
休日は自然に触れてリフレッシュ
という傾向が強まっており、東京都心部では竹芝や芝浦エリアのようなウォーターフロントの人気が高まっているのも頷けるところ。これまでご紹介してきた水門やダムといった記事も、基本的には
水にまつわる癒しのアクティビティ
ではありましたので、それらの人気が高まるのも納得です。
ただ、水の存在は身近であってもダムや水門は、お住まいによっては身近な存在ではなかったりもしますので、今回は身近に楽しむことができるかも?しれない、水路探検をピックアップして、その魅力を十二分にお伝えしていきます。
とは言え、近くに川すらない・・・
という方もいらっしゃるかもしれませんが、誰しも一度は思ったことがあるであろう
川に流れ込むトンネル水路の奥はどうなってるの?
例えばこんな光景
まぁ、もちろん許可なく勝手に潜入するのは論外ですし、場所によっては危険を伴うかもしれませんし、場合によってはバイオハザードの世界に引きずり込まれてしまうかもしれませんが(笑)
気にはなってもその正体を知る機会すらない
というのが実情ではないでしょうか?
実は、そんな小さな頃に抱いた「水路の奥はどうなってるの?」という疑問に答えてくれるのが、今回ご紹介する大人の社会科見学「水路探検」。もちろん、すべての水路を探索できる訳ではありませんが、実はこうした
多彩な水路を探索するYouTuberもいるほど人気が高まっている
のです。
まぁ、水路と言っても農業用水路から都市型の大規模水路まで様々ですので、まずは水路の基礎知識からしっかりと学んで、その愉しみ方をより一層高めていただきたいと思いますが、皆さんもご想像のとおり、地下化するトンネル水路などは
暗いし・狭いし・得体のしれない生物出るし・・・
スタッフbは怖じ気づいてしまって、まともにご紹介できないかもしれませんが、好奇心旺盛な男子諸君は、きっと冒険心がくすぐられること間違いなし!。そんな魅惑の水路探検の世界へ、いざ出発してみましょう
そもそも水路って何?農業水路だけじゃない水路の種類
まずはじめに、水路探検のイメージについて人気のYoutube動画をひとつご紹介します。
動画内でも言っていますが、「下手なアトラクションより面白い」というのがファーストインプレッションで、もちろん濡れたり、汚れたりの可能性はありますが、アウトドア的なアクティビティとしても楽しむことができます。
もちろん、どこもかしこも許可なく入ったらダメですよ!
水路といっても、上記のようなトンネル水路もあれば、農業用水路、洪水氾濫防止用の水路など、その目的は様々です。皆さんもよくご存じの「側溝」(昔はドブなんて言ってた気が・・・)も大きな括りでは水路であり、その水路の状態によって下記のように分類されます。
- 開渠(かいきょ):地上に露出している水路。農業用水路などはこれに該当。
- 明渠(めいきょ):開渠の別称で主に給水・排水を目的とする人工的な水路。
- 暗渠(あんきょ):いわゆるトンネル水路。地下埋設型の水路。
- 溝渠(こうきょ):給排水を目的とした水路で主に小規模なもの。側溝とも呼ぶ
一般的な水路の多くは、コの字型の鉄筋コンクリートで造られた擁壁型水路(フリューム型)が用いられており、設置場所の制限をあまり受けずに設置できるため、大小問わず多くの水路で、この擁壁型が用いられています
水路探検においては、当然開渠の方が開放感もあり、さらに探検ならではの緊張感や恐怖感もないので、初心者の方は開渠水路がオススメかもしれませんが、
やはり人気なのは暗渠となるトンネル水路
で、インフラツーリズムのなかでもダム見学に次いで人気が高いアクティビティとなっているようです。ただし、一般的に言う洞窟探検なども同様ですが、必ず許可の有無や安全性の確保という点を確認したうえで、ツアーに参加するよう心がけましょう。
こんな感じで都心部を流れる河川のカヤックツアーも人気ですね。東京都内では、中小規模の河川や支線をカヤックでツーリングするのが密かなブームとなっており、意外と女性参加者も多いようなので、スタッフbのように暗いところや閉塞的な場所が苦手な方は、こうした水路巡りも楽しめるのではないかと思います。
水路の種類においては、その呼び名は様々ではあるものの、用途や工法による分類のみとなるので、蓋がされていない「明渠」・蓋がされているもしくは地下化されている「暗渠」くらいは最低限押さえておくと良いでしょう。ただ、暗渠水路は
大きくても怖い・小さくても怖い
というのが本音ですかね・・・
水で癒されるはずが、逆にストレスになってしまわないよう、しっかりと調査や下準備をしておくことが、水路探検の醍醐味と言えるですしょう。
やはり人気は都市型トンネル用水路〜地下神殿の迫力を堪能しよう
・狭い空間の閉塞感は苦手
・でも水路ならではのスリルは体験してみたい
そんな初心者の水路探検マニアにおすすめしたいのが
首都圏外郭放水路“地下神殿”ツアー
首都圏外郭放水路は、埼玉県は春日部市にある洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路で、防災地下神殿とも言われています。上記、公式サイトの画像をみるだけでも、そのケールの大きさが推し量れると思いますが、何と言っても赤字で注意書きされている
首都圏外郭放水路は洪水を防ぐための施設であるため、天候の急変により施設が稼働する場合があります。
なんともスリリングな一文(苦笑)
まさに巨大地下ダンジョン探検ツアーにふさわしい規模とスリル度で、大人の社会見学として不足ない満足度を提供してくれるでしょう。ツアーのコースも多彩で、地下大神殿の見学コースから、立坑体験コースなど、
1回では満足させないという力強い意志
が感じられる点は世界最大の地下神殿ならではですが、内容的にもまさに究極の水路探索といっても過言ではありませんので、初回は地下大神殿の見学をコンプリートし、次の機会にぜひ「立坑体験コース」を堪能するのがオススメ。
【深さ70mの巨大穴!首都圏外郭放水路の立坑は怖すぎました!!】
ただし、この首都圏外郭放水路のツアーにおいては、いずれのコースも
自力で100段以上の階段を昇り降りしなければならない!
ので、ツアーに参加されるようでしたら事前に足腰のトレーニングは行っておいてくださいね!
いかがでしたでしょうか?
幼き頃から興味深々だったトンネル水路の先を探索する「水路探検」が大人に人気な理由が少し理解できたのではないかと思います。
上記でご紹介した首都圏外郭放水路以外にも、全国には様々な水路探検ツアーが販売されており、水力発電所の施設探検や、NTT西日本が管理する通信ケーブル専用の地下トンネルなどの探検ツアーなども、水路マニアには堪らないコンテンツではないかと思います。
その他にも全国の面白い水路探検ツアーがあれば、ぜひ教えてくださいね!