メンズも紫外線対策?UVケアの必要性とは
男性のみなさん、日頃からUVケアはしていますか?
熱い日差しが降り注ぐ季節になると気になるのが紫外線。紫外線は肌の老化や皮膚がんの原因となるため、
肌や皮膚の健康を保つためには、男性も十分なUVケアを行うことが必要。
男性の場合には、白々の肌よりも日焼けした肌の方が「男らしくてカッコイイ」と思っていたり、「UVケアなんて女性がするもの」という固定概念に縛られている人も少なくありませんが、女性の場合には美容意識が強いこともあり、日焼け止めを塗って、化粧して、UVカットの日傘やサングラス、カーディガンなどの様々なアプローチで紫外線対策を行っているのです。
顔にシミやシワができたって気にならないし…
という人もいるかと思いますが、実はその影響は肌や皮膚だけではないのです。目から紫外線が入ることによって、目の表面や角膜、水晶体にダメージを与え、眼精疲労を引き起こすことはもちろん、それが脳へ伝わり、活性酸素が大量に分泌されるのです。
この活性酸素は免疫機能を維持する大切な働きもあるのですが、増えすぎてしまうと疲労や老化の原因につながるとされおり、
紫外線を浴び続けてしまうと全身に疲労感を引き起こしてしまうこともあるのです。
ですので、美容に関して興味がなくても、最近疲れが抜けなくなってきた…、老化が気なってきた…といった場合には、今からでもUVケアを始めることをオススメします。そこで今回は、男性が使いやすい日焼け対策のUVケアグッズの選び方についてお伝えします。定番の日焼け止めやサングラスはもちろん、UVケアグッズにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。
日焼け止め選び方について
まずは、UVケアの基本である日焼け止めの選び方について見てきましょう。日焼け止めを選ぶにあたり、一番にチェックすべきことはパッケージに記された「SPF」と「PA」という紫外線を防ぐ効果の指数。
SPF:紫外線B波(UVB)に対する効果を示す指標
数値が大きいほどUVBから肌を守る効果が高くなり、SPF15ならば日焼けするスピードを15倍遅くしてくれるという意味なのです。
PA:紫外線A波(UVA)に対する効果を示す指標
PA+、PA++、PA+++の3段階で表示され、「+」が大きいほど肌の弾力を失わせるUVAから肌を守る効果が高くなります。
どちらの数値も高ければ高いだけ紫外線から肌を守ることができるのですが、基本的にはシーンに応じて選ぶのが基本です。というのも、数値の高さは「肌への負担の高さ」でもあるため、乾燥肌や敏感肌の人は特に注意が必要です。日焼け止めに使用される成分よって、も異なりますが、紫外線を吸収するときに肌に刺激を感じたり、赤みや湿疹が出る場合もあるのです。
ですので、日焼け止めを選ぶ際には、両方の指標を確認して選ぶことが重要です。
日常生活など紫外線を浴びる時間が短い場合:SPF10~20、PA+~++
屋外でのスポーツやレジャーの場合:SPF20~30、PA++~+++
なお、日焼け止めのテクスチャーにはスキンケア同様に様々なタイプがあるので、使用感や仕上がりなど、お好みのテクスチャーを選ぶとよいでしょう。
- ジェル: ひんやりとした質感でベタ付き感なく、脂性肌におすすめ
- ローション: 化粧水のようなサラサラとしたテクスチャー
- クリーム: コッテリとした質感で保湿効果あり
- ミルク: 肌に負担をかけにくく乾燥肌や敏感肌におすすめ
- スプレー: 肌に触れることなく直接吹きかけられる
なお、忘れてならないのが日焼け後のスキンケア。
日焼けで熱を持った肌は冷やすことが基本であり、濡れタオルや保冷材などでしっかりと冷やしましょう。そしてたっぷりと保湿することが大切です。肌が焼けると、皮膚の角層から水分が失われて肌が乾燥してしまいます。赤みやほてりが落ち着いたら、化粧水で肌にたっぷりと水分を補給しましょう。
日焼け止め以外のUVケアグッズ
UV対策の方法は日焼け止め以外にもいくつかあります。ここでは男性でも使いやすいUVケアグッズやその選び方についてお伝えします。日焼け止めと併用して使用すると、より効果的となりますので、ぜひUVケアグッズも利用しましょう。
サングラス
車の運転時やオシャレアイテムとしてサングラスを着用する人も少なくありませんが、スポーツ時やアウトドアでのレジャーなど強い紫外線の中で長時間過ごすときには、サングラスを着用することをお勧めします。
なお、色の濃いレンズの方が紫外線をカットできるイメージがありますが、レンズの色と紫外線カットの性能は関係なく、紫外線透過率や紫外線カット率の値をチェックするようにしましょう。
帽子
UVケアグッズの中でも取り入れやすいのが帽子。表面にUVカット加工を施したコーティングタイプやUVカット素材を織り込んだタイプを選びましょう。キャップでも良いのですが、とにかく紫外線をカットしたいという方は、つばの広いハットタイプがおすすめです。
また、カラーは黒やネイビーなどのダークカラーがオススメです。UV加工が施されたものならばあまり気にする必要はありませんが、白などの明るいカラーと比べるとダークカラーの方が紫外線カット率は高いとされます。そのため、表面・裏面ともにダークカラーの帽子といえるでしょう。
日傘
日焼け防止はもちろん、直射日光が当たっている所と日傘によって隠れている所では、体感温度が10℃以上変わると言われているほど、暑い季節に欠かせないアイテム。外国人にとって日傘は「ストレンジ(おかしい)」と感じる人が多いものですが、最近では男性でも日傘をさす人が増えてきました。
折り畳みタイプや晴雨兼用タイプなどありますが、紫外線対策にはUVカット率の割合が高いものを選ぶとよいでしょう。また、裏側が黒い生地であれば照り返し防止にもなります。
服装
肌は極力隠すことが最大のUV対策ともいえますが、紫外線を通しにくい黒やネイビーなどのダークカラーのアイテムやポリエステルやレーヨンなどの素材は紫外線を通しにくいので、素材から選ぶのもアリです。
また、UVカット加工が施されているアームカバーやフェイスカバーなどのアイテムを取り入れるとよいでしょう。
このように紫外線対策として様々なアイテムがあります。
美容効果はもちろんのこと、体を疲れにくくさせないためにも、ぜひUVケアグッズを活用するとよいでしょう。なお、紫外線量が最も多い時間帯としては10時〜14時とも言われていますので、特に5~7月のピーク時はその時間帯での外出を控えるのもおすすめです。